バーディン広場は首都ハノイの有名な歴史的見所です。今から69年前の1945年9月2日、この広場でホーチミン主席はベトナム民主共和国の誕生を告げる独立宣言を読み上げました。
現場の音
ホーチミン主席の独立宣言に次のような言葉があります。
「全国の同胞たちよ。すべての人間は生まれてからにして平等であり、造物主によって一定の奪いがたい権利を付与され、そのなかには、生命、自由および幸福を追求する権利が含まれる」
1945年9月2日に、バーディン広場で読み上げられた独立宣言はベトナムの独立を確認するだけでなく、植民地支配下にある世界各国にとっても独立や自由の紀元を切り開く意味もありました。そして、このバーディン広場で、1969年9月2日、ホーチミン主席の追悼式も執り行われました。その後、このバーディン広場にホーチミン廟が建設されました。毎日、国内外の数多くの人々はホーチミン廟をお参りするため、このバーディン広場を訪れます。
全国に住むベトナム人と世界各国の友人や観光客はハノイに足を運ぶ時、必ず、バーディン広場を訪れます。北部フート省の復員軍人グェン・ヒュ・チン( Nguyen Huu Chinh) さんは次のように語りました。
(テープ)
「私はハノイを訪れると、バーディン広場、ホーチミン廟、ホーチミン博物館を見学しました。1969年、ホーチミン主席が逝去された時、私は戦場に居ましたが、南部完全解放、祖国統一というホーチミン主席の遺言を遂行してきました」
中部や南部に住む多くのベトナムの多くの人々にとって、首都ハノイに行き、バーディン広場、ホーチミン廟、ホーチミン博物館を見学することは生涯の夢です。9月2日はベトナムの独立記念日ですが、ホーチミン主席の命日でもあります。中部ビントァン省の住民グェン・ティ・ハイン( Nguyen Thi Hanh) さんは次のように語りました。
(テープ)
「今日、ホーチミン廟やホーチミン主席の公邸を訪れ、ホーチミン主席が生前使った日用品を目にでき、感激しています。ですから、ホーチミン主席は国の独立のために一生をささげましたが、南部が完全解放され、南北が統一される時まで元気でいられませんでした。この訪問を通じて、ホーチミン主席の道徳を深く理解できるようになりました」
バーディン広場の長さは320メートル、幅は100メートルでベトナムで最大の広場です。この広場の真ん中に高さ25メートルの国旗の塔があります。これはベトナムの重要な行事や祝日に大規模なパレードや集会が行われる場所です。