中には国際美術展示会、カイディン王(1885-1925)の王宮宝物展、フエナム宮殿の祭り、フォン川におけるボートレース、国際提灯フェスティバルなど12件の活動が披露される予定です。その中で、目玉となったイベントはフエのアオザイ祭り、フエの共同体におけるアオザイウィークです。

現場の音

8月12日に開かれたフエのアオザイ祭りの開幕式では歌舞公演が披露されたほか、ベトナム人のデザイナーがデザインしたアオザイ数百枚が紹介されました。トゥアティエンフエ省のアオザイ・デザイナーの一人であるチャン・クアン・ホアさんは次のように語りました。

（テープ） 

「私は今回のフエのアオザイ祭りで、2つのコレクションを紹介しました。一つはフエの伝統的なアオザイを、もう一つは西側諸国の文化とベトナムとの文化の交流を示す近代的なアオザイを披露しました。これは時が経つとともに変化しているアオザイを示しました」

フエの女性はアオザイの着用が大好き

この20年間、フエ・フェスティバルの枠内の活動の一環として開かれたアオザイ祭りはベトナムの伝統的アオザイの顕彰、保存、広報に寄与してきました。この機に、フエの伝統的アオザイを顕彰する夕べが開かれました。これらのアオザイはフエの職人が作ったもので、ベトナムの都として栄えたフエの姿を示しています。今回のアオザイ祭りに「都へ戻る」と銘打ったコレクションを紹介したデザイナーファム・バン・トェンさんは次のように語りました。

（テープ） 

「ベトナムのアオザイが今後も生き残り、発展するためには伝統的価値を継承しながら、近代的なデザインを取り入れる必要があると思っています。私は今回のコレクションを通じて、ベトナムのアオザイが今後も時間とともに存在するというメッセージを送りたいのです」

現場の音 

この機に、フエのアオザイを顕彰するため、フエのコミュニティにおけるアオザイ着用ウィークというイベントが開かれました。これはフエ市をアオザイの都にするという取り組みの一つです。

フエ・フェスティバルで紹介されたアオザイのファッション・ショー

アオザイ祭りの開催期間中に、フエを訪れた観光客はアオザイの歴史を理解し、アオザイを仕上げるなど様々な体験しました。中部ゲアン省からの観光客グエン・フオンさんは次のように語りました。

（テープ）

「アオザイ祭りは特別なイベントだと思っています。このイベントを通じて、フエ市をはじめ、ベトナムのアオザイについてより深く理解できるようになりました。このようなイベントを通じて、フエ市を訪れる観光客が増加することを望んでいます」

この2年間開催されてきたアオザイ祭りはフエ市をはじめ、ベトナムの伝統的アオザイの維持、保存と発展に寄与していると言えます。