フンイエン省のマウ神社

(VOVWORLD) -この神社は 中国唐代の皇妃であり、古代中国四大美人の一人とされる楊貴妃(よう きひ)を祀っています。

フンイエン省フンイエン市に位置するマウ神社はフンイエン省の神聖な礼拝の場所の一つで、各地の多くの参拝客を集めています。これは同省ヒエン町の特別国家遺跡地区にある唯一の神社です。

フンイエン省のマウ神社      - ảnh 1

マウ神社の敷地の総面積はおよそ3000平方メートルです。神社の前には半月を模った湖があります。この神社は 中国唐代の皇妃であり、古代中国四大美人の一人とされる楊貴妃(よう きひ)を祀っています。これはベトナムの古い神社の中で、特別なものです。史書によりますと、このマウ神社は1279年のチャン・ニャン・トン王の時代に建立されました。現在、この神社は古くなり、破損したところもありますが、観光客はこの神社の古い佇まいを実感できます。

神社の門をくぐり抜けると神や仏の世界に迷い込んだような落ち着いた空間に入ります。神社のすぐ前には茂っている老木が林立し、荘厳さを増しています。観光ガイドグェン・ティ・リェン( Nguyen Thi Lien) さんは次のように語りました。

(テープ)

「神社の前には3本の老木があります。これらの老木の樹齢は800年と言われています。科学者によりますと、ベトナム北部ホン川デルタには多くの老木がありますが、マウ神社のように尊いものはないとしました。これらの老木の根は着実な土台を作り、聖母が両手を広げて、子どもを出迎えるような姿をしているのです」

神社の前にある庭を通過してから、拝殿に着きます。拝殿は2階建てで、8つの屋根があり、竜のような曲がった形をしています。本殿は月に向かう2匹の竜という模様が施されています。

拝殿をくぐり抜けると本殿に着きます。ここには楊貴妃(ようきひ)像と2人の侍女の像が置かれます。全ては漆器で塗られています。

フンイエン省のマウ神社      - ảnh 2

マウ神社は美しい景観と建築様式を持つ他、18世紀からの神輿、レ王朝からグェン王朝までの歴代の封建時代の行政文書、対句、王宮の品々などがあります。そして、毎日、周辺にある各地方を始め、全国各地の参拝者多くがマウ神社に参拝に向かいます。北部港湾都市ハイフォンの参拝者ズオン・スアン・フン( Duong Xuan Hung) さんは次のように語りました。

(テープ) 

「私はフンイェン省に行くならば、かならずマウ神社に線香を手向けに行きます。参拝に行ったあと、心地良くなります。この神社は見事な建築様式と景観があります」

マウ神社の祭りは毎年の旧暦3月10日から15日にかけて行われ、地元だけでなく、各地の多くの人々が参加します。マウ神社管理委員会のディン・テイ・リェン( Dinh Thi Lien) 委員は次のように語りました。

(テープ)

「3月10日にマウ神社の祭りが始まります。12日に、神輿が行われます。神輿行列が行く先々で、人々は簡易祭壇を作り、果物などの供物を奉納します。」

現在、マウ神社は祭りの時だけでなく、毎日、多くの参拝客が訪れ、幸福や健康、成功を祈願しています。


 

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