ホーチミン市中心地からおよそ16キロの所にあるスオイティエン公園はベトナムの伝説や文化歴史遺跡などを再現するおよそ150の建築物を持ち、毎年、数多くの観光客を引き付けています。
スオイティエン公園の土地は元々荒地でしたが、1992年、ホーチミン市行政府は同市市民の文化生活に利用するため、ここで大規模な文化公園を建設することにしました。建設されてから20年後の現在、この公園はベトナムで最も大きな文化公園となってきました。ここには伝説や文化歴史遺跡などを再現するおよそ150の建築物が建てられている他、美しい自然風景にも恵まれています。ホーチミン市文化スポーツ観光局のラ・コク・カイン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは自然的、文化遺産の価値を十分に開発する必要があります。この公園にくる観光客は民族文化が理解できるだけでなく、様々な娯楽を楽しむことができます」
この文化公園には「未来の天才王国」というスペースを設けました。1万5千平方メートルのこのエリアは毎日およそ3万人を迎えます。ホーチミン市第1区に住むグェン・ティ・タイン・ガさんは次のように語りました。
(テープ)
「子供を連れてきました。子供はまだ小さくて、周りのものごとがよく分かっていません。でも、ここに来ると、子供が周りの世界をより理解できるほか、私たちも楽しい一時を過ごすことができるんです」
スオイティエン文化公園には青少年向けのアミューズメントスペースがあり、その中には、およそ100種類ものゲームを楽しむことができます。その他、この公園には飲食コーナーとお土産売る店などがあり、ベトナム全国の有名な料理や記念品が売られています。
毎年、この文化公園には多くの大規模な文化イベントが開かれます。その中に、陰暦3月10日に行われるベトナム建国の祖フン王をしのぶ式典、6月に行われる「南部の果物フェスティバル」などがあり、多くの見物人を引き付けています。「南部の果物フェスティバル」にはベトナム、韓国、マレーシア、インドネシア、ラオス、インド、タイなどの芸術団が参加し、路上カーニバルも披露されます。このフェスティバルに参加する観光客は南部を始め、ベトナムの有名な果物を味わうことができます。
スイティエン公園まではホーチミン中心部からバスまたはタクシーを使い、1時間弱で行くことが出来ます。ぜひスイティエン公園をゆったりと巡る一日コースをつくってみてください。