(写真: Le Hong Ha/Vnexpress)
ベトナム西北部に位置するライチャウ省はラオカイ省、デイェンビェン省、ソンラ省、イェンバイ省に隣接し、20もの少数民族が居住しています。ライチャウ省は観光客を魅了する自然風景があるだけでなく、最近、人々の力で建設された新しい観光スポットが出現しました。それはライチャウ水力発電所です。
2011年1月に建設が始まったライチャウ水力発電所は2016年12月20日に完成しました。ライチャウ水力発電所の投資総額は35兆7000億ベトナムドン(約1850億円)です。総出力1200MWの3基の発電機からなり、年間電力供給量は47億キロワット時にのぼっています。これに先立ち、2015年12月に第1発電機の稼動が開始されました。
ライチャウとソンラ水力発電所建設プロジェクト管理委員会のファム・ホン・フォン( Pham Hong Phuong) 委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ライチャウ水力発電所の建設は計画よりも約1年早く完成し、稼働開始となりました。この発電所の年間電力供給量は47億キロワット時にのぼっています。」
西北部の緑溢れる森林の中に位置するライチャウ水力発電所は現在、国内外の魅力的な観光スポットとなっています。数年前、ライチャウ水力発電所が置かれたナムニュン町は僻地にあり、交通が未整備のところでしたが、現在は大きく変貌しています。中部クアンビン省からの観光客ボーバンベトさんは次のように語りました。
(テープ)
「私はソンダー発電所、ソンラ発電所を訪れましたが、本日、ライチャウ水力発電所に行きます。ライチャウ水力発電所は深い山の中に建てられ、格別な大きさと美しさがあります。ここを訪れると、この発電所を建設した労働者や技術者の大きな取り組みを実感できます」
ライチャウ省の省都であるライチャウ市からライチャウ水力発電所までの距離は100キロメートルで、森林や山間部を抜けて走っています。ダムに立つと東南アジア地域に3番目の大きさを誇るこの発電所と西北部の壮大な風景を一望できます。ハノイからの観光客であるタイン・マイ( Thanh Mai) さんは次のように語りました。
(テープ)
「ライチャウ水力発電所に行くまでの道のりは遠いですが、行く途中、北西部の美しい風景を存分に眺めることができます。私はライチャウ水力発電所の建設により作られた大きな湖を探検しました」
ライチャウ省に足を運ぶ観光客はシンホー高原、ムオンロー野原、ボー集落の水車、ライチャウ水力発電所など多くの見どころを訪れる他、ここに住む20もの少数民族の独特な風俗習慣を理解することでしょう。チャンスがありましたら、ぜひ一度ライチャウ省に行ってみてください。