この2年間、新型コロナウイルス感染症の蔓延は、北部山岳地帯ライチャウ省を始め全国各地の経済、社会、観光業に大きな影響を与えてきました。ライチャウ省は、安全、柔軟かつ効果的に制御するという政府の新型コロナに関する決議が発布されてから、国内外の観光客誘致のために様々な試みを実施しています。

ロンマイ（Rồng Mây＝龍雲）橋

ライチャウ省の最も有名な観光スポットは、同省タムズオン県に位置する「天国の門」（Cổng Trời）」と呼ばれる、2000メートル級のオークイホー峠（đèo Ô Quy Hồ）と、標高500mにあるベトナムでもっとも高いガラス製の橋です。このガラス橋は、ラオカイ省サパ市から約18キロの場所にあり、ロンマイ（Rồng Mây＝龍雲）橋と名付けられました。このガラスの橋は、アドベンチャーリゾート施設の一部として建設されました。

新型コロナの影響で、2年間は観光客があまりいませんでしたが、最近、ライチャウ省を訪れる観光客が急増しています。

ロンマイ橋から夕焼けを眺める

北部ナムディン省からの観光客チャン・ジェップ・アインさんは「長い間旅行ができなかったが、最近、観光活動が再開され、西北部山岳地帯の美しさを堪能しに、オークイホー峠の観光地に行くことにした」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）           

「2年間、新型コロナの流行により、私の家族だけでなく社会全体が大きな被害を受けました。ベトナムは今年中に新型コロナを完全に制御し、すべての人々が安全に生活できるようになることを望んでいます」

ライチャウ省にある観光スポットに足を運ぶ観光客は、ベトナムでもっとも高いガラス橋、山を貫くエレベーター、冒険ツアーなどを体験できます。オークイホー峠の観光地管理委員会の幹部の一人であるグエン・ゴック・ソンさんは、「総面積50ヘクタールのこの観光地にはプロの観光ガイドが配備され、安全で親しみやすい観光地となっている。年初2か月間でこの観光地を訪れた観光客が急増した。これは喜ばしい兆しである」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「2021年末に政府は観光活動を再開し、観光客が急増しました。平日には一日500人から600人、週末やイベントがある日には1500人から1600人の観光客がここを訪れています」

ライチャウ省文化スポーツ観光局の統計によりますと、年初2か月間で、ライチャウ省を訪れた観光客は延べ10万人に達し、2021年の同時期と比べて30％増となりました。

ロンマイ橋から下に見る深い盆地

また、ライチャウ省文化スポーツ観光局のチャン・クアン・カン副局長は、「ライチャウ省の観光部門は、観光総局と協力し観光PRを強化しており、同省を訪れる観光客が日増しに増加している」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「2022年、ライチャウ省文化スポーツ観光局は観光総局と協力して、各省の旅行会社を対象とした研修旅行を行い、新しい観光商品をPRしています。例えば、ライチャウ省の山々の頂上の探検、ダムのエコツアー、農業体験ツアーなど、同省の特徴を活用した観光ツアーなどがあります。これと同時に、私たちは、外国人観光客を迎えるための必要な条件を整えています」

ライチャウ省を訪れる国内外の観光客が日増しに増えています。これはライチャウ省の観光部門の観光PRに取り組んできた賜物と言えることでしょう。