伝統あるいぐさ細工の村

北部ニンビン省キムソン県はファットジェム石造教会があるだけでなく、伝統的なイグサ細工の工芸村としてよく知られています。キムソン県のイグサ細工は丈夫で美しいと国内外の人々に愛用されています。

伝統あるいぐさ細工の村 - ảnh 1

キムソン県の高齢者の話によりますと、イグサの栽培とイグサ細工を地元の人々に教えたグェンコンツーさんは伝統工芸の創始者として祀られています。沿岸にあるキムソン県の人々にとって、イグサは海の浸食から海岸を守る植物としても栽培されています。イグサ細工をするのはすべて手作業ですから、大変な仕事です。

40年間にわたり、イグサの御座を作ってきたドゥ・ディン・ドゥクさんは次のように語りました。

(テープ)

「美しいゴザを作るためには質のよいイグサを選ばなければなりません。イグサの芯が小さければ、見事なゴザができます。私たちはカビがでないように多くのイグサを買った後、きちんと乾燥しなければなりません」

伝統あるいぐさ細工の村 - ảnh 2

市場の需要に応えるため、キムソン県のイグサ細工の製品は常に改善されてきました。現在、この県のイグサ細工が国内各地だけでなく、世界の多くの国々にも出回っています。

キムソン県キェンタイ村の職人 ブー・ティ・ダオさんは次のように語りました。

(テープ)

「イグサ細工の製品は多岐にわたっています。たとえば、糸や針を入れる針箱、動物を形どった置物などです。私たちは外国人の気に入る製品を造るため、絶え間なく製品の形式を改善しなければなりません」

伝統あるいぐさ細工の村 - ảnh 3

キムソン県ではイグサ細工は農閑期における副業だけでなく、各家庭の収入を向上させるための主な仕事となっています。キムソン県の住民にとって、イグサ細工は伝統的な工芸であり、子の世代から次の世代への伝わる職業となってきました。

貿易大学に在学しているキムソン県出身のズオン・ミン・タインさんは次のように語りました。

(テープ)

「家に帰ると、家にはイグサ細工の品が目に入るので好きになりました。幼い頃から、イグサ細工をすることが好きです。私は友達の誕生日に自分で作った花を入れるかごや腕輪などを贈ります。」

キムソン県に足を運ぶ観光客はいずれも、記念品として、イグサ細工の製品を買っています。これらの製品は小さくて、簡単なものですが、キムソン県の独特なものとなっています。

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