(VOVWORLD) -中部沿岸地方にあるクアンガイ省は同省を魅力的な観光地にするため尽力しています。クアンガイ省は持続可能な観光開発を目指し、海洋観光、文化観光、エコツーリズムの開発を集中的に行っています。
クアンガイ省にあるリーソン島は多くの観光客を魅了しています。この島に足を運ぶ観光客は美しい自然の風景を堪能できるほか、百年前からのユニークな伝統的文化を訪ね歩くこともできます。
アンケー沼 |
リーソン県人民委員会のレ・バン・ニン副委員長は「今年の観光シーズンに足を運ぶ観光客は同島で開催される『リーソン島の海と島の文化遺産』をテーマとした展示会で紹介されている数多くの品々と資料を見学できる。これらの品々はホアンサとチュオンサ両群島に対するベトナムの領有権を証明している」と明らかにし、次のように語りました。
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「この展示会を通じて、私たちは世界の友人に、ベトナムのホアンサとチュオンサ両群島に関する姿と人々、および文化、歴史、領有権をPRしたいのです」
クアンガイ省における人気がある見どころは同省の最南端にあるサーフイン岬、ドゥクフオ町、アンケー沼、ゴーコー村などです。ここには長い海岸線、透明度が高い海水、黄色の砂があるほか、広々とした塩田と新鮮なシーフードがあります。
特に、ゴーコー村は魅力的な観光地で、ここを訪れると観光客は昔から伝わる風俗習慣や手つかずの美しさに引き込まれています。特に、この村に行くと観光客はサーフイン文化、チャンパ文化、ベトナムの古代文化にかかわる遺跡を見学できます。サーフイン文化について、国家文化遺産評議会のチュオン・コク・ビン委員は次のように語りました。
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「サフイン文化は塩づくりの村と密接な関係にあります。これはほかの文化には見られない要素です。塩づくりは人類の死活を決定する要素であるほか、平野部と山間部との交流につながっています」
リーソン島で行われた伝統的祭り |
一方、クアンガイ省文化スポーツ観光局のグエン・ティン・ズン局長は「2022年、ドゥクフォ町にあるサフイン文化遺跡が政府により国の特別な遺跡として認定された。これはクアンガイ省の栄誉でありながらも、文化遺産の維持、保存に対する責任でもある」と明らかにし、次のように語りました。
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「ドゥクフォ町をはじめ、クアンガイ省は地元にある遺跡の維持、保存に努力する責任があります。また、私たちは地元の住民に対し、生態環境と国家遺跡の景観を保護するための宣伝活動を強化しなければなりません」
ハノイからの観光客チャン・タイン・マンさんは次のように語りました。
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「クアンガイ省は美しいビーチと多くのユニークな景勝地があるだけでなく、ホアンサとチュオンサ両群島の領有権にかかわる多くの海洋文化を保存しています。機会がありましたら、もう一度ここに戻り、クアンガイ省の多くのユニークな文化を訪ねたいです」
クアンガイ省は2025年までの観光開発計画と2030年までの方針を作成しており、その中で、海洋とサフイン文化の価値を活用した上で観光を発展させる方針です。