ベトナム中部高原地帯テイグェン地方にあるラムドン省高原の町ダラット市は「松林の町」、「恋の町」、「霧の町」、「春の町」、「花フェスティバルの町」など様々な名前がつけられています。
近年、ダラット市は「花フェスティバルの町」として広くPRしています。ダラットは2005年、花フェスティバルを初めて催しました。そして、これまで、6回行なわれてきました。この花フェスティバルにやってくる見物人は年を追って増えてきました。
2015年12月29日から2016年1月2日まで行われたダラット花フェスティバルに参加した見物人の数は延べ50万人になりました。ダラット市人民委員会のボ・ゴック・ヒェップ( Vo Ngoc Hiep) 委員長によりますと、ダラット花フェスティバルは見物人に深い印象を与えている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「花フェスティバルの目的は花作り農家と花の経営者を顕彰するということです。また、花フェスティバルは花作り、観光、お茶、コーヒー生産などの分野におけるダラットを始め、ラムドン省の商標と潜在力をピーアールするチャンスとなります。これはラムドン省の経済発展に寄与すると思います。」
ダラットは温帯気候に恵まれていることから、年間の平均気温が最低15度、最高24度ぐらいです。特に、ダラットは一日の中に四季があります。ダラットの夏はあまり暑くなく、冬もあまり寒くありません。これはダラットが花フェスティバルの町として有利な条件を作り出しています。ラムドン文化スポーツ観光局のグェン・バン・フォン( Nguyen Van Huong) 元局長は次のように語りました。
(テープ)
「ダラットに行くと至る所に花や緑を見かけます。ダラットの通りやそれぞれの家には花がいっぱい植えられます。これはダラットならではの美しさを生んでいます。現在、ダラット市は有名な観光スポットの他、各通りや市役所、企業の施設でより多くの木を植えています」
花フェスティバルの成功の一つとして挙げられるのはダラットをピーアールするため、地元の人々にも参加してもらうということです。一般の人々なら、家の庭に花をより多く植えたりや、町や各通り、村を掃除したりします。タイフィエンという花作りの村に住むダン・バオ・ビン( Dang Bao Vinh) さんは次のように語りました。
(テープ)
「ダラットには3つの花作りの村があり、それぞれ特徴があります。例えば、バンタイン村は主にバラの花を植えますが、タイフィエンという村は菊を専門的に植えます」
また、ダラット市の花壇や花作り農園を訪れるならば、観光客は市場で見ることができない高級な花を観賞できます。さらに、観光客は花作りの農民として体験できます。これはダラットに足を運ぶ観光客に忘れがたい印象を与えることでしょう。