バイクで、西北部の各地を探検するのは都会の暮らしに疲れたベトナムの一部の若者の趣味となっています。その目的は単に日常生活の疲れを和らげることか、または、少数民族の文化と生活を理解することにあります。若者たちは5人から10人のグループを作って、バイクに乗って、険しい道が多くある西北部の各地方に向かいます。
今回、イー・ティー村に旅行している若者の中には、初心者もいれば、何度もこの村に足を運んだことがある人もいます。写真家であるブー・タイン・コンさんは次のように語りました。 (テープ)
「2回にわたり、イー・ティー村に訪れました。ラオカイ市からイー・ティー村にいたるまでの道は曲がりくねっているので、バイクで走るのはかなり危険です。この旅の途中では、必ず多くの写真を撮ります」
コンさんはこのように語りました。
バックパッカー・グループの女子メンバーであるNguyen Thi Thu Trangさんは「多くの困難に直面していても、誰もがやめる考えはないことを明らかにしました。この旅の目的は国の新しい土地を探検するだけでなく、国境地帯にある子供たちに暖かい衣服と教科書を贈るという目的もあります。チャンさんは次のように語りました。
(テープ)
「ラオカイ町からイー・ティー村に至るまでの道はとても悪いです。そのためで、イー・ティー村を知る人はまだ少ないです。今回の旅に際して、困難に直面している山岳地帯に住んでいる子供たちに贈るため本を持って来ました。」
チャンさんはこのように語りました。
国家銀行に勤めているレーフーロクさんは時間があるとバックパッカー・グループのメンバーとともに、西北部に向かいます。ロクさんは「西北部を一度バックパッカー旅行するとまたもう一度行きたくなります。」と述べました。ロックさんのバックパッカー・グループの一人であるファン・ソン・ハイさんは今回が初めての参加でしたが、次のように語りました。
(テープ)
「今回の旅を通じて、自分の力を超える困難を体験できました。これは忘れがたい体験です。西北部の道はバックパッカーたちにとって非常に魅力的なものです。この道を通じて、男性としての本領が試されました。」
ファン・ソン・ハイさんはこのように語りました。
バックパッカー旅行が無事に行なえるように、このバックパッカー・グループのメンバーは必要なものを周到に準備しなければなりません。さきほどのチャンさんは次のように語りました。
(テープ)
「万一の場合に備えるため、旅の準備を周到に行なわなければなりません。例えば、この旅にはメガネとスカーフは欠かせないものです。その他、食べ物や飲み物も十分に用意しなければなりません。一人もハンディートーキー1台を用意します。道に迷ったら、互いに連絡できます」
チャンさんはこのように語りました。
バックパッカー旅行に興味を持つ方々がもしホアン・リェン・ソン( Hoang Lien Son) 峠に足を運んだり、オ・クイ・ホ( O Qui Ho)峠を越えるなどして、ベトナム西北部の雄大な風景を堪能したことがなければ、まことに残念だと言えるでしょう。