最近、「農業の一日体験ツアー」というのが中部クアンナム省ホイアン旧市街に足を運ぶ観光客に人気のあるツアーとなっています。この体験ツアーを通じて、観光客はベトナムの農民の生活と稲作文化をさらに理解できるようになります。
毎朝9時頃、ベトナムの農民服を身にまとった外国人グループが自転車に乗って、ホイアン郊外の各村に向かっています。これらの外国人観光客はKhoa Tran Hoi An エコツアー会社が企画している「農業の一日体験ツアー」に参加しています。ツアー料は一人20から30米ドルです。観光客は自分の手で、田植えをしたり、または、小舟に乗って、網を使って、魚を漁る体験ができます。
観光客はまず最初に、小屋に行くと、そこには農業用具が用意されています。小屋の近くに水田があり、水牛2頭が待機しています。ガイドさんは今日の仕事を15分ほど説明したあと、観光客は歓声をあげながら、田んぼに入ります。
現場の音
最初に、農民が観光客に水牛で田を耕すやり方を説明したあと、観光客は一人でやります。初めは水牛について歩くだけですが、だんだん馴れてくると、水牛を導くことができました。泥んこになりながらも、だれもが微笑んでいます。カナダ人の女性観光客Sue Archibaldさんは次のように語りました。
(テープ)
「私たちはリゾート地や保養地などで過ごす代わりに、ベトナム農民の生活を体験するためこのツアーに参加しています。ここで、私は田んぼや空や水牛など自然がいっぱいの中で時を過ごすことができます。また、米がどのようにしてできるのがを理解できます。本当に素晴らしい体験です」
Sue Archibaldさんはこのように語りました。
観光客は田を耕すことに馴れていないため、ちょっと耕すだけで、疲れてしまいました。でも、だれもが楽しんでいます。田を耕したばかりのNaz Husainさんはこんなに水牛の傍に立つのは今回が初めてです。
(テープ)
「私はカナダからやってきました。私にとってこれは最も面白い体験です。最初はちょっと怖かったですが、手足を泥んこにさせながら水牛に乗ってからは怖さも飛んでしまいました。この体験が気に入りました。今度、ベトナムを訪れるならば、もう一度このような体験をしたいと思います」
Naz Husainさんの話です。
田起こしをしてから、観光客は自分の手で、もみ米をすりつぶしたり、ご飯をたいたりします。また、自分が漁ったばかりのカニや魚を調理し、その場で食べられます。
「農業の一日体験ツアー」は今から5年前に発売しましたが、多くの外国人観光客を引き付けています。Khoa Tran Hoi An エコツアー会社のチャン・バン・コア社長は次のように語りました。
(テープ)
「ホイアン旧市街を文化的観光都市にするため、この農業体験ツアーを企画しました。これにより、ベトナムの稲作文化を世界の友人に紹介することができます。このツアーに参加する観光客は「田植え」や「稲刈り」など農作業の仕事を体験できます。これは外国人観光客にとってまったく目新しい体験です」
チャン・バン・コア社長はこのように語りました。
多くの外国人観光客はベトナム農民の野良仕事に深い印象を持ち、後で、稲刈りのため、またベトナムに戻ってくることを約束しました。