21日と22日付の日本の多くの新聞はハノイで開催中の第12回ベトナム共産党大会について伝えました。
NHK電子新聞は21日、ニュースを掲載し、その中で、「ベトナムで、5年に1度の共産党大会が21日から始まり、最高指導者のグエン・フー・チョン書記長は、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海の領有権問題を念頭に、「国防や祖国の主権防衛に注力しなければならない」と述べ、防衛力の強化の必要性を強く訴えた」と伝えた他、TPP=環太平洋パートナーシップ協定や、ASEAN=東南アジア諸国連合による経済共同体など、国際的な経済連携の枠組みへの参加を踏まえ、「ドイモイ」と呼ばれる経済改革を一層推し進め、早期の工業国入りを目指す決意を示した」と報じました。
一方、産経新聞は22日、ベトナムの第12回党大会について、「2020年までの国家の基本方針などを討議する、ベトナム共産党の第12回党大会が20日、開幕した」と伝えました。また、同新聞は「グェンタンズン首相はTPPへの参加を決めるなど、アメリカとの関係強化と経済改革を進めた」と伝えました。