ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ委員長＝Sỹ Đông

「市場安定化プログラム」により、市内に住む労働者や、低所得者、貧困者らは多くの利益を享受するようになっています。

トゥドゥク市に住むグエン・ホン・トゥさんは、このプログラムを通じて、トゥさんの一家は子供の学習用具や、日用品、必需品などを購入しています。その値段は市場価格より5％～10％安いそうです。これはトゥさんのような低所得者の生活費の節約に役立っているということです。トゥさんの話です。

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「私にとって一番便利なのはVissanや, Satra, Co.op Martなど、このプログラムに加盟する販売店がうちの近くにあることです。商品の品質は安心できます。これにより生活費の節約になっています」         

2022年末現在、ホーチミン市内では「市場安定化プログラム」に加盟する販売店の数が1万1000か所に上っています。市場価格より低価格で販売される商品の数も徐々に増えています。

その中にはコメや、食由、食肉、家禽、加工食品、砂糖、野菜、果物、新型コロナ予防対策用具などがあります。注目すべきはこのプログラムの売上高が急増していることです。プログラムが始まった2002年の売り上げは1500万ドルにとどまりましたが、2022年にはおよそ10億ドルに達したとしています。その成果の裏には各企業の大きな貢献があるとされています。

SaiGon Co.opのグエン・アイン・ドゥク社長＝Saigon Co.op

SaiGon Co.op社はその一例です。同社はこのプログラムの実施プロセスにおいて先頭に立っています。42地方にあるSaiGon Co.opの販売店はすべて、「市場安定化プログラム」に参加しています。

同社のグエン・アイン・ドゥク社長は次のように明らかにしています。

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「ほかの企業もわが社と緊密に連携して、『市場安定化プログラム』に参加していますが、これは各企業にとっても有益です。また、このプログラムを通じて提供される商品のすべては優遇価格で販売されています」

ホーチミン市の指導部はこのプログラムの効果を高く評価し、今後も支援措置をとっていく方針を打ち出しています。同市人民委員会のファン・バン・マイ委員長は、「このプログラムを促進するため、商品の供給源を拡大するとともに、インフラ整備やロジスティクスサービスなどの強化に力を入れていく」と明らかにし、次のように述べました。

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「農業経済の開発を成功裏に行う必要があります。商品生産・加工・消費を連携させて進めていきます。また、近代的科学技術の導入と電子商取引の拡大も重要な要素です」

地方行政府や、企業共同体、市民全員が努力し、力を合わせていくことにより、今後も、「市場安定化プログラム」が効果を高めていくことが期待されています。これはベトナム最大の経済センターであるホーチミン市の開発事業に大きく貢献することでしょう。