(VOVWORLD) - ベトナムのサポ（SAPO）株式会社が開発したテクノロジー製品であるSAPOはベトナムの小売および電子商取引分野をサポートする主要なテクノロジーソリューションです。
SAPO社はテクノロジー開発、および「メイクINベトナム」ソフトウエアの生産において強みと知見を持つことから、マルチチャネル販売管理プラットフォー
「SAPO」 は、店舗や小売企業がさまざまなチャネルで販売するのに役立ちます。事業経営者に包括的なマルチチャネル ソリューションを提供するとともに、新たなテクノロジー ソリューションの開発の研究・開発で先頭に立っています。
マルチチャネル販売管理プラットフォーム「SAPO」により、店舗や小売企業は店やウェブサイト、SNS＝ソーシャル・ネットワーキング・サービス、ECサイトなど様々なチャネルで販売し、商品や在庫、発注などに関する情報を一つのシステムで一元管理することができます。
SAPO社の顧客であるビジネスオーナーによりますと、SAPO社のテクノロジーソリューションの利用により、時間や人力の節約、正確度の向上などが図られるようになったとしています。
（テープ）
（女性）「利便性が高いです。私たちの店舗チェーンはオンラインとオフラインの両方で販売しています。顧客が来店し、購入すると、在庫データがすぐに更新されます。オンラインでの購入を行う顧客がある場合、どこにいてもインターネットにアクセスできるデバイスだけですぐに売上を把握したり、スタッフの活動を管理したりできます」
（女性）SAPOの利用により、私のライブ配信やオンライン注文の扱いが容易になっています。また、異なるファンページに寄せられた顧客のコメントは全てマルチチャネル販売管理プラットフォーム「SAPO」にまとめられます。ライブ配信期間中、顧客は決められた構文に従ってコメントすると注文が自動的に処理され、顧客にメッセージが送られます」
第4次産業の発展により、ベトナムの小売産業は盛んになっています。現在、ベトナムでは3千あまりのコンビニエンス・ストア、8千か所もの市場、220万戸あまりの個人事業主が存在しています。販売がマルチチャネルで行われ、製品管理や流通へのテクノロジーの適用が促進されています。市場のニーズに応え、販売管理ソフトウエアの誕生は必然とみられています。
SAPO社の共同創業者であるグエン・ミン・クイ氏は次のように話しまし た。
（テープ）
「ショップオーナーは在庫や販売、スタッフ管理、またはカスタマーケアの効率化を目指し、ソフトウェアを導入する意向を持っています。また、マルチチャネル販売が日増しに普及しており、新たな販売プラットフォームが次々に現れています。SAPOのソフトウェアは企業や個人事業主が新しい顧客にアプローチすることに役立ちます」
ベトナムでは「キオクス・ビエット」や「マイ・バン・ハン」、「スノ」など様々な販売管理ソフトウェアがありますが、SAPOはファッションや化粧品、雑貨、食品、玩具、記念品、建設資材、書籍、母子用品、医薬品店舗やミニスーパーに適していると評されています。SAPOは「メイクINベトナム」賞やテクノロジー企業の製品とサービスに授与される「サオクエ」賞、「ベトナムデジタルテクノロジー」賞などを授与されました。
専門家によりますと、ベトナム経済は輸出主導型経済に認定されましたが、国内消費は重要な役割を担っています。小売り市場の規模はGDP＝国内総生産の大きな割合を占めていることから、小売りへの投資はベトナム経済の将来への投資そのものであるとしています。また、ベトナムの中流階級の伸び率はアジア太平洋地域で最も速く、ベトナム人口の5割以上は消費需要が最も高い年齢である生産年齢層に達しており、ベトナムの消費傾向を決定するものとなっています。
こうした事情を踏まえ、テクノロジー株式会社SAPOは小売業者に役立つソフトウェアの開発を継続する方針を固めました。同社のハノイ周辺エリア担当のチン・ティエン・ビン社長は次のように語りました。
（テープ）
「今後、私たちはテクノロジーやマイクロサービスベース、社内の顧客およびユーザーのデータ プラットフォームに基づくアプリの開発を促進する計画があります。また、人材開発や支社の拡大を進める方針です。顧客が利用しやすく、事業の拡大が図られるよう、既存のプラットフォームに基づいて新しいバージョンを提供する予定です」
SAPO社はイノベーションエコシステムへと成長し、小売業者が第4次産業革命の恩恵を受けられるよう支援するとともに、ベトナムのDX＝デジタルトランスフォーメーションに貢献するために全力を尽くしています。