政府がこのプロジェクトを承認したことを受け、カオバン省の多くの企業と同省に投資している国内外の企業は歓喜し、期待を寄せています。これは、貿易活動の円滑化や、輸送・交通の費用と時間の節約に役立つとしています。カオバン省の民間企業「クアンアイン」社のトゥ・ゴック・アイン社長の話です。

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「わが社はこの高速道路に期待を寄せています。これまで、カオバン省とほかの地方を結ぶ道路網は多くの問題がありますが、この高速道路は輸送・ロジスティックス費用の削減や、輸出品のコストダウンに貢献すると信じています。」

この高速道路により、カオバン省は、北部港湾都市ハイフォンや、ランソン省、中国の百色市、貴州省、重慶市、新疆ウイグル自治区、カザフスタンのコルゴス市を結ぶ国際貿易ルートにおいて、重要な役割を果たすようになります。  

カオバン省人民委員会のホアン・スアン・アイン委員長によりますと、同省は長い国境線がありますが、これまで、貿易活動は小規模であり、持続性に欠けています。こうした中、カオバン省は中国とASEAN諸国間の貿易活動において中核的な役割を果たすという目標を設定しています。アイン委員長は次のように語りました。

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「カオバン省が早期に、貨物輸送センターになるように、複数の措置を同時に展開する必要があります。例えば、交通インフラ整備や、地元の企業を対象にする貿易奨励政策、近隣諸国との連携強化、貿易の円滑化を目指す措置、通関手続きの簡素化などです。」

カオバン省は省内とランソン省を結ぶ高速道路建設プロジェクトを展開しながら、チャリン国際検問所の整備や、倉庫システムの拡大、IT情報技術の導入などを進めていく方針を打ち出しています。同省の国境経済区管理委員会のリ・クオク・カイン副委員長は次のように明らかにしています。

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「チャリン国際検問所はハノイや、ハイフォン、中国西南部各地方を結ぶ経済回廊で、重要な役割を果たします。この検問所を通じての貿易活動に便宜を図るため、インフラ整備や、行政手続きの簡素化などに力を入れていきます。」          

エコノミストらによりますと、カオバン省とランソン省を結ぶ高速道路はカオバン省の投資誘致作業や、観光発展などにも貢献します。カオバン省がそのメリットを活用し、省内の経済社会発展事業を促進していくよう期待しています。