(VOVWORLD) - クアンニン省の2021~2030年期における開発マスタープランと2050年までのビジョンはクアンニン省の開発事業に新たな原動力を生み出しています。このマスタープランにに従って、同省は交通を含むインフラ整備や、発展空間づくり、グリーン成長などを進め、多くの成果を収めています。
クアンニン省は2021~2030年期における開発マスタープランと2050年までのビジョンが承認された=VOV |
東北部クアンニン省は2021~2030年期における開発マスタープランと2050年までのビジョンが承認されたホン河デルタの最初の地方です。このマスタープランには、クアンニン省がグリーン成長を促進し、北部全域の経済開発事業の機関車としての地方になるという目標が掲げられています。
この10年間、クアンニン省は急速かつ安定的な発展を遂げています。また、GRDP=域内総生産の伸び率が7年連続で二けたに達しています。同省の開発マスタープランには、持続可能な開発や、自然・人間・文化によるグリーン成長が省内の開発事業の重要な柱とみられています。このマスタープランの作成に参加したマクキンセイ・アンド・カンパニー社のマーコ・ブリュー社長は次のように語りました。
(テープ)
「この新しいマスタープランは2011~2020年期のマスタープランを継承するものであり、中断がありません。グリーン経済開発による持続可能な成長を例として取り上げますが、新しいマスタープランは以前のプランの路線を守りながら、現状に見合うよう一部を補足しています」
バンドン・モンカイ高速道路=VOV |
現在、クアンニン省はそれぞれの分野の具体的な開発方向を定め、その中で、グリーン産業や、ハイテクによる加工業と製造業を優先対象と見なしています。また、ロジスティクスと海洋経済の中心地になることや、グリーン農業の開発などを目標として設定しています。
クアンニン省に投資しようとするタイの企業「B.グリーム(B.Grimm)」社のスラサク・ファンラウンワン第1副会長は次のように明らかにしました。
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「当面、風力発電開発に投資しようとしています。また、太陽光発電や、LNG(液化天然ガス)火力発電開発も視野に入れています。クアンニン省は天然資源や、産業開発、インフラ、交通などの面で、多くのメリットがあるからです」
クアンニン省の2021~2030年期における開発マスタープランと2050年までのビジョンには、海洋・島しょのメリットの活用や、省内と周辺地方とを結ぶ交通網づくり、経済回廊構築、ほかの地方や国々との連携なども重要な措置として盛り込まれています。
これに関し、クアンニン省人民評議会(地方議会)のグエン・スアン・キ議長は次のように明らかにしました。
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「戦略的な交通インフラ整備事業についてですが、ハイフォン・ハロン・バンドン・モンカイ高速道路を基礎に、ほかのプロジェクトを展開します。また、省内の経済構造の転換や、地方間の発展格差の是正、周辺地方との経済連携強化も重視しています」
クアンニン省の2021~2030年期における開発マスタープランと2050年までのビジョンはクアンニン省の開発事業に新たな原動力を生み出しています。このマスタープランにに従って、同省は交通を含むインフラ整備や、発展空間づくり、グリーン成長などを進め、多くの成果を収めています。