ベトナム電子製品部門、持続可能な発展を促進

(VOVWORLD) -  新型コロナウイルス感染症の収束後、ベトナムの電子製品部門は迅速に変化し、コスト削減や、省エネルギー、生産活動の最適化などを目指しています。この分野に携わる各企業は持続可能な開発のために、第4次産業革命のメリットを活用するとともに、国際協力を強化しています。

計画投資省所属の外国投資局によりますと、年初からこれまで、578件のFDI=外国直接投資プロジェクトは許可書を発給されてきましたが、その中には電子製品部門に投資するプロジェクトは多くあります。また、フォックスコン・テクノロジー・グループや、サムスン、アップルなど多くの大手企業は既に、ベトナムでの生産活動を開始しました。

エコノミストらによりますと、現在、ベトナムの電子製品部門はさらに発展しグローバルなサプラインチェーンに深く参入するためのチャンスに恵まれています。9月14日から16日に開催された国際電子製品見本市「NEPCONベトナム2022」の際に、RXトラデックス(RX Tradex)社はベトナム電子製品協会や、シンガポールの情報通信技術協会と連携して、「4.0による生産の最適化と持続可能な開発」をテーマにしたベトナム電子製品フォーラム2022を開催しました。

ベトナム電子製品部門、持続可能な発展を促進  - ảnh 1RXトラデックス社のタイ社長          (写真:nguonluc.com.vn)

このフォーラムはベトナムの電子製品企業が回復し、市場を拡大させ、国際協力を強化することに役立つと評価されています。RXトラデックス社のブ・チョン・タイ社長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「『NEPCONベトナム2022』は世界の電子製品部門のグローバルな活動の一環であり、この分野に携わる各企業に新たなアプローチ方法や、全面的な見方をもたらしました。また、販売者と購入者が合う場となりました。長期的な成長のために、各企業が近代的技術の導入や、生産性の向上、競争力の向上などに力を入れなければならないことから、『NEPCONベトナム2022』は企業経営者にこれらの分野に関する情報を十分に提供しました。」

新型コロナ収束後、多くの大手企業はベトナムに進出しています。したがって、ベトナム企業に

ベトナム電子製品部門、持続可能な発展を促進  - ảnh 2フゥオン委員(写真:nguonluc.com.vn)
対する競争圧力は徐々に高まっています。こうした中、自らの能力向上は各企業の差し迫った問題となっています。ベトナム電子製品協会執行委員会のド・トゥイ・フゥオン委員は次のように分析しています。

(テープ)

「ベトナムの電子製品部門のサプラインチェーンには中小企業が大多数を占めています。中小企業が資本や、技術などの面で多くの困難に直面しているのは事実です。そのため、政府や、関連各機関、銀行などの支援が必要とされています。また、中小企業が近代的技術を導入するための支援も重要です。そのほか、人材育成と人材の質的向上も差し迫った問題となっています。」

エコノミストらは、電子製品分野に携わる世界の大手企業の進出はベトナム企業が世界各国の経験を学ぶことや、新技術を導入すること、潜在力のあるパートナーを探ること、能力を高まることなどに役立ちます。重要なのは、ベトナム企業がそれらのチャンスを活用できるかどうかということです。

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