(VOVWORLD) -国内で製造された製品は、高品質で、美しいデザイン、しかも手頃な価格であるという利点から、国内市場においては優位にあります。
世界経済への参入により、外国製品、並びに世界的に有名なブランド製品はベトナム人消費者にも馴染み深いものになりました。しかし、国内で製造された製品は、高品質で、美しいデザイン、しかも手頃な価格であるという利点から、国内市場においては優位にあります。例をあげますと、今年の旧正月テトに当って、多くの消費者は外国製のお菓子の代わりに、国内各地の特産品を使用したということです。
消費者の話をお聴きください。(テープ)
「現在、ベトナムの製品は品質も、デザインも改善されてきています。加えて、価格も安いので、ベトナムの製品を選びました」
「ベトナムの製品は以前より、品質が高まっていますし、多様なデザイン、価格も手頃です。こうした理由で、ベトナムの製品の使用が優先されています」
「私は、主にベトナムの製品を使用しています。というのは、現在、ベトナムの製品は、品質、デザイン、価格について高額な輸入製品と比べても決して劣るものではないからです」
商工省の統計によりますと、国内企業の経営によるスーパーマーケットや、店舗におけるベトナムの製品の割合は9割、および外資系スーパーマーケットでは6割∼9割を超えています。また、従来型の市場、雑貨店などでもベトナム製品の割合は6割を占めています。
トウイ副会長 |
ベトナム消費者製品発展協会(VACOD)のグエン・トゥ・トウイ副会長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「科学技術の迅速な発展、および第四次産業革命は、消費者の買い物習慣を変えつつあります。ベトナム人消費者は、マルチチャネルで買い物をしたいとの意向があり、ベトナムの高品質な製品を率先して利用しています」
一方、「ベトナム人がベトナム製品を率先して使用する」という運動が展開されてから、ベトナム製品の購買力は日々高まっています。この成果には、製造業の企業の努力の他、流通・小売業界の企業の先駆的な役割などがあったようです。
ホーチミン市通商協同組合北部地域担当のレ・バン・リエム氏は次のように述べています。
(テープ)
「小売業界の企業は、消費者のニーズに対応できるような様々な方策を講じてきました。例えば、相応しい小売チャネルを選ぶこと。マルチチャネルを使って商品を販売することなどです」
ベトナム製品の製造と消費を推進するため、商工省は、各省庁・部局、地方と連携して、国内での製造、消費への支援、消費者への保護に関するメカニズム、政策の発布、貿易振興活動や国内市場拡大に便宜を図る方針です。
商工省所属国内市場局のレ・ビエット・ガ―副局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムの小売市場規模は2023年に1800億ドルを超え、今後も成長し続けると予測されています。ベトナムは、小売業者にとって魅力的な市場であるとされています。これは、ベトナムの産業界が、ブランディング、流通経路の拡大を行うためのチャンスです」
ベトナムの製品は、今後とも、国内市場で優越性を維持すると予想されています。