記者:抗米救国闘争に・ベトナム戦争に関し、チュオンソン・ルートの意義はどのようなものでしたか。
ドゥ・ザン・ナム会長:まず始めに、チュオンソン・ルート、又の名を、ホーチミンルートは南部完全解放・祖国統一に対するベトナム共産党、人民軍、全国民の強固な決意と決心の象徴です。ホーチミンルートを開設するのは独特で創造的な戦略で、ベトナム共産党の人民戦争を指導する優れた芸術であり、ベトナム民族だけでなく、世界の歴史からみても奇跡です。このルートのおかげで、武器、弾薬、設備機械およそ2百万トンを南部の戦場に運んだ他、2百万人の人々が各戦場に赴くことができました。このルートを通じて、ベトナム人民軍は大規模な行軍を実施した他、戦車、大型の大砲などが南部の戦場に届けることができました。これは戦場の局面を一変させ、抗米救国闘争におけるベトナムの勝利に大きく寄与したのです。
ドゥ・ザン・ナム会長
記者:かつてのチュオンソン部隊の輝かしい伝統を継承して、今日、チュオンソン兵団の伝統教育はどのように生かされていますか?
ドゥ・ザン・ナム会長:チュオンソン兵団(第12兵団)のチュオンソン建設総公社は英雄的なチュオンソン部隊の輝かしい伝統を受け継ぎ、誇りに思っています。これは先人が残した貴重な財産です。これらの精神的価値は総合的な力を作り出し、チュオンソン兵団が困難を乗り越え、託された任務を立派に果たします。経済活動と国防を平行に実施している総公社として、祖国建設防衛事業におけるチュオンソン部隊の輝かしい伝統を発揮して、第12兵団の党委員会は常に教育宣伝活動の重要な意義を認識しています。私たちは団結精神、自力自強、困難と試練を乗り越える精神、創造的労働、規律の遵守などチュオンソン部隊の伝統の養育に配慮しています。これを基礎に、政治的資質、業務能力、労働、学習における責任感を向上させ、託された任務を立派に果たすことを目指しています。
ソンラ水力発電所の落成式
記者:第12兵団の復員軍人に対する「恩に報いる」活動についてお聞かせてください。
ドゥ・ザン・ナム会長:「水を飲む時、その井戸を掘った人の恩を思う」というベトナムの美意識、と後を行く者としての感情と責任感により、私たちは先人達に対する自らの責任感を十分に理解しています。私たちは英雄称号を持つ母親の扶養;チャリティハウスや預金通帳の寄贈など具体的な行動を行っています。それと同時に、チュオンソンルートの復員軍人、突撃部隊、民兵に対する優遇政策の実施に発生する問題点を責任持って解決しています。
第 12兵団に一級勲章を授与するグェンフーチュオン共産党書記長、チュオンソン部隊伝統の日50周年を記念する式典で
記者:今日の経済社会発展事業に対するチュオンソンルートの意義はどのようなものですか?祖国防衛事業に奉仕する工事の建設に対するチュオンソン建設総公社の役割とは?
かつての抗米救国闘争で、チュオンソンルートは国の独立と祖国統一に対するベトナム民族の渇望を示すものでした。今日、党と政府はこのルートの建設に巨額を投資しており、工業化・近代化のためのルートになっています。それはチュオンソン・ルート沿いにある各地方の開発に貢献すると共に、国道1号線と共に、ベトナム南北縦断道路となっています。このルートは国の持続的な発展に有利な条件を作り出すと共に、遠隔地帯の社会保障を確保し、国防、安全保障にも寄与します。
かつてのチュオンソン部隊の任務を受け継いでいる私たちは毎年、訓練計画を実施し、万一の場合に備えて、工兵旅団として橋や道路を建設し、物資と人力を運搬します。私たちは託された任務を立派に遂行するため絶え間なく取り組んでいます。
記者:どうもありがとうございます。