(VOVWORLD) -「社会主義への過渡期における国の建設綱領」に関する1991年と2011年の改正・補充(いわゆる2011年綱領)の実施において収められてきた成果はベトナム共産党が提唱したドイモイ政策の正しさを再度確認したと言えます。
中央理論評議会のグエン・ベト・トオン理事長
(写真:laodong.vn)
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中央理論評議会のグエン・ベト・トオン理事長によりますと、2011年綱領のこの10年間の実施は理論と実践の両面において、前進を見せています。理論面において、この10年、ベトナムは社会主義の特徴や発展方向などを具体化させました。この綱領は理論的な指針となり、豊かな国民、強固で、民主主義的、かつ、文明的ベトナムづくりを目指し、民族大団結と力を動員するものとなっています。
党建設分野において、中央理論評議会のフン・ヒュ・フー副会長は「2011年の綱領のこの10年間の実施において、党建設と綱紀粛正が精力的に展開され、前向きな成果を収めてきた」と強調すると共に「中央から各地方までの党委員会の組織が健全化され、任務と役割が明確に定められ、党委員会の運営の内容と方式が引き続き改革されてきた。党建設が思想、政治、組織などの面で重視された他、幹部育成と結び付けられた。」と明らかにしました。また、「党員の検査、監視も強化され、大衆工作活動やホーチミン主席の思想と道徳を見習う運動を幅広く展開されてきた」と強調しました。
ベトナム社会科学アカデミー所属哲学研究所のグェン・チョン・チュアン元院長は「2011年の綱領を基礎にした党建設事業において収められた成果は社会主義的民主性と民族大団結の力を発揮させ、国の発展事業に大きな原動力を作り出している」と明らかにしました。
「社会主義への過渡期における国の建設綱領」に関する1991年と2011年の改正・補充(いわゆる2011年綱領)とドイモイ事業の実施において収められてきた成果は党と国民の創造性の結晶であり、社会主義へ進む道はベトナムの実情と時代の発展の流れに合致することを示しています。
また、これらの成果はベトナム共産党の正しい指導がベトナム革命の勝利を左右する要素ということを強調しました。世界情勢が複雑に推移している背景の中で、2011年の綱領は今後も引き続き思想面での指針となり、民族大団結の力を動員する要素となることでしょう。