(VOVWORLD) -北部山岳地帯ホアビン省カオフォン県は、この数年間、新農村作り運動を効果的に実現した結果、すっかり変化しており、現地住民の生活は日々改善されつつあります。
ホアビン省カオフォン県は2002年に創設されました。当初、現地住民の生活は多くの困難に直面していました。しかし、同県は2010年に新農村作りという運動を実現し始めましたが、県内の多くの村は2014年までに、この運動を立派に完成させました。カオフォン県ズンフォン村もその一例です。
この間、村では以前の瓦葺の家の代わりにレンガによる多くの高い建物がどんどん建設されてきました。また、狭い土地の道路が拡張され、コンクリート化されるようになっています。現地の農民は主にサトウキビとオレンジの栽培を行い、高い効果を遂げています。
ズンフォン村党委員会委員長は「同村が新農村作り運動を成功させたのは、村人のコンセンサスを得たことによる結果だ。」と明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「現地の農民たちは、新農村作り運動に積極的に参加してきました。私たちは、サトウキビとオレンジを集中的に栽培した後に、道路建設に投資を行いました。農園に至るまで道路が整備されてから、農産物の輸送が活発化し、その結果、農民の収入が前より増えてきました。」
一方、カオフォン県人民委員会の副委員長は「新農村作り運動を効果的に実現するために、具体的な計画を立案し、それをそれぞれの村を指導してきた。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「カオフォン県は新農村作り運動を実現した際に、各レベルの行政当局の参加や、現地住民の努力を受けました。これは、最も有利なことでした。私たちは村長や長老、威信のある人々の参加を呼びかけました。彼らは、この運動において牽引役としての役割を果たしましたよ。例えば、道路建設、拡大のために、長老、村長たちは、自分が所有している土地を誰よりも先に自発的に提供してきました。他の一般住民もそれに続いてこれらの行動に応えてくれました。」
カオフォン県では、これまで4つの村が新農村作りの基準を満たしています。同県は経済社会、教育、医療などの発展に巨額の投資を行ってきました。その結果、県内は急速に近代的に変化し、現地住民の生活が物心両面で改善されつつあります。
カオフォン県党委員会委員長の話です。
(テープ)
「新農村作りを成功させる要素の一つは現地住民の団結を活用するということであると認識した上で、現地に住むムオン族、キン族、ザオ族との団結精神を高めました。また、よく住民との対話を行い、住民の意見や提案に耳を傾けました。これらを通して、困難を適宜に解決し、それぞれ地方の潜在力や強みを活用することが出来たのです。」
創設されてから15年になるカオフォン県は、貧しい地域からホアビン省における最も発展した地方の一つとなっています。