(VOVWORLD) -人口1万3000人を擁するタムクアン村は中部クアンナム省ヌイタイン県における人口が一番多い村となっています。大多数の村民は漁獲で生計を立てています。
タアムクアン漁港 |
村全体には340隻あまりの漁船があり、その中の約200隻は遠洋漁業船です。タムクアン村行政当局は現地にあるタアムクアン漁港を第2レベルから最高レベルに格上げするために投資を進めています。この漁港には、水産物加工や、漁船修理、漁具生産の場所が設置されます。
クアンナム省漁船検査登録と漁港管理センターのゴー・バン・ディンセンター長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「全長254mに及ぶタムクアン漁港は2022年2月10日に本格的に稼動しました。この漁港は、水産物のトレーサビリティシステム、IUU違法・無報告・無規制漁業の監視システムなどを導入しています」
タムクアン村の大多数の漁民は親船が多くの小型漁船を率い、必要な物資を補給したり、漁獲物の処理・加工・保存などを行っています。ある漁民は次のように明らかにしました。
(テープ)
「通常、漁に出て漁獲をするのにおよそ15日間かかります。ベトナムの海域内で魚がいる漁場で操業します。漁船の監視システムにより、漁獲が許可された場所を知ることが出来ます」
毎年、タムクアン村行政府は関連機関と連携して、漁民に法律の遵守、IUU=違法・無報告・無規制漁業の回避などを宣伝します。船長15m以上の漁船は監視装置を整備されます。さもなければ、漁に出てはいけないと規定しています。
タムクアン省党委員会のファン・ビン・ティエン委員長は次のように語っています。
(テープ)
「海上警察と国境警備隊は、操業中の漁民を支援する用意があります。その一方で、漁民たちに法律の宣伝、漁獲技術と漁獲物の加工などの訓練コースを行っています」
近年、クアンナム省は、漁獲発展のため、漁民に優遇融資を支援しました。この優遇融資により、漁民たちは、大型漁船を造船し、遠洋漁業を行うようになりました。
もう一人のある漁民は次のように語っています。
(テープ)
「クアンナム省行政府が漁民への優遇融資政策を実施してから、私たちはとても喜んでいます。我が家は、10億5千万ドン、640万円程度の優遇融資で718馬力の漁船を造船しましたよ」
持続可能な漁獲開発により、タムクアン村の漁民は安定した生活を送れるようになり、クアンナム省における海洋経済開発事業に大きく貢献しています。