(VOVWORLD) -この牧場は2014年に建設され、2015年に稼動しました。乳牛飼育用のすべての設備、例えば換気システム、搾乳機などは自動化されています。
南部ソクチャン省ダイタム村にあるタンタイロック乳牛牧場は、近代的な技術を適用しており、国際基準を満たしています。この牧場は2014年に建設され、2015年に稼動しました。乳牛飼育用のすべての設備、例えば換気システム、搾乳機などは自動化されています。2018年に、GlobalGAP=適正農業規範の国際的な基準を満たした確認書が発給されました。
牧場主のジェップ・キン・タンさんは次のように明らかにしました。
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「この乳牛牧場は、オランダの基準に沿って設計されました。いつものように、オーストラリア、アメリカの牛200頭前後を飼っています。ベトナムの大手乳製品企業Vinamilk 社は、全ての牛乳を買い付けてくれます。一日2回搾乳して、およそ900kgの牛乳がとれます。1kgの牛乳は1万6000ドン、98円程度の価格で販売されています。これにより、毎月の収益は1億ドン、およそ61万円に達しています」
乳牛向けの牧草を十分に提供するために、タンタイロック乳牛牧場には、広さおよそ9ヘクタールの牧草地を準備しました。タンさんの妻であるタイン・チュックさんは次のように明らかにしました。
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「乳牛を無事育てあげるために、牧場はいつも清潔で、風通しも良く、美味しい飼料が必要です。乳牛向けの飼料は主に牧草、藁、サトウキビ、粉末などです。乳牛は出産から2年後で搾乳できるようになります。元気な乳牛の場合、一日に20kgあまりの牛乳がとれます。現在、およそ100頭の乳牛を含む約200頭の牛を飼っています。子牛は成獣になるまで育てられますが、雌であれば乳牛として、雄は食肉用の牛として育てます」
タンタイロック乳牛牧場は普段6人の労働者が働いています。搾乳期にはさらに10人を雇います。
雇用者の一人は次のように明らかにしました。
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「私の月収は700万ドン、およそ4万円です。この牧場で4年間にわたって働き、生活が安定するようになりました」
酪農家のタンさん夫妻は、現地にある小規模な酪農家に牛飼育の技術と知見などを共有したほか、社会活動にも積極的に参加しています。
ダイタム村人民委員会のチュオン・タン・ラム副委員長は次のように明らかにしました。
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「タンさん一家の乳牛牧場は当地において経済発展を遂げた模範の一つです。タンさんは村民の就労に貢献しただけでなく、村にある2箇所の幼稚園の建設費をも提供してくれました。彼は世界最大のアメリカ穀物商社カーギルの1級代理店でもあります」
ソクチャン省農民協会は、タンさん一家の乳牛牧場を農村部での経済発展モデルと位置づけています。