ソクチャン省は南部メコンデルタ地域にある地方です。この4年間、この省は新農村作り運動を積極的に展開しており、特にミーチャ県、ロンフン村は新農村作り運動のモデルとなっています。これ以前、この村の各農家は省内の企業と連携して、大規模の田んぼ作り及び効率的かつ収益性の高い農作物への転作を行って来ました。これにより、この村の農民生活は著しく改善されています。
ロンフン村に住む農民、グェン・バン・ロイさんはミカン、ザボンなどの柑橘類の栽培に成功しており、年間の収益は4億ドンに達しています。ロイさんは次のように語りました。
(テープ)
「5~6年前まで、私は稲作をしていましたが生産高は低かったです。近年、樹木栽培への転作を行っており、収益は非常に高いです。私は多くの家具を買っただけでなく、親戚の人々にも雇用を創出しています。」
これまで、ロンフン村で稲作から効率的かつ収益性の高い樹木へ転作した面積は500ヘクタールにのぼっています。特に、村の池では、ハスの花栽培と淡水魚の養殖を両立させていて、高い収益をあげます。そのほか、稲作地区、サトウキビ栽培の地区及び灌漑地区を再構築し、新品種の改良、近代的技術を農業生産に導入しました。稲作、樹木栽培、農産物販売に携わる合作社も設立されました。
新農村作り運動のお陰で、農民の生活は豊かになっています。村の指導部はインフラ整備事業に500億ドンを拠出し、多くの農家が村の道路拡張にあたり、自分の土地を提供しました。ロンフン村に住むレバンタンさんは次のように語りました。
(テープ)
「新農村作り運動に応える為、村の人々は村の道路拡張、学校の建設に自分の土地を提供しました。責任と権利を十分に認識した私たちは故郷を美しくしたいと思っています。」
現在、ロンフン村は新農村作り運動の19の目標を達成しました。村の農民、一人当たりの年収は3千7百万ドンに達成し、貧困率は7%しかないです。村に至る道路が舗装されました。村の各農家は文化的かつ文明的家庭という称号を与えられました。ロンフン村党委員会のグェンヒュドク副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「新農村作り運動は農民の生活向上に大きく寄与するだけでなく、地方の経済社会発展事業における重要な役割を果たしています。我々は村の人々の支援を得て、新農村作り運動を効果的に行って来ました」
新農村作り運動により、ロンフン村は大きな変貌を見せています。村の全ての人々は団結して、貧困解消と幸福な生活作りという目標を達成するため全力をあげて取り組んでいます。