ダクラク省クドラム村での植物転作の効果

(VOVWORLD) -村人は、社会政策の優遇融資を受けて、経済的に高い価値のある植物の栽培を積極的に行ってきました。
中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省クロンボン県クドラム村は地形が険しく、厳しい自然環境の地方です。しかし、地元の行政当局と住民は、経済開発においてそれらの不利な条件を活用して、多大な成果を収めてきました。村人は、社会政策の優遇融資を受けて、経済的に高い価値のある植物の栽培を積極的に行ってきました。
ダクラク省クドラム村での植物転作の効果 - ảnh 1

村人の一人であるチャン・ティ・ランさんは、「この4年間、パイナップルは、安定した収入源をもたらす主力植物になっている」と明らかにしました。ランさんによりますと、5年前に、クロンボン県社会政策銀行から5千万ドン、約30万円の融資を受けて、12ヘクタールのコーヒー畑であった土地のうち、7ヘクタールにスムースカイエン種と呼ばれる甘味が強い品種のパイナップルの栽培を行いました。1年後には、パイナップルの売上高はおよそ3億ドン、約181万円に上りました。

パイナップルの栽培が効果をもたらしたことで、彼女はすべての借金を返済し、残りの 5 ヘクタールの土地にパイナップルの栽培をするために、引き続き銀行からお金を借りました。
ランさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「以前、我が家はコーヒーの木を栽培していました。しかし、コーヒーの木の栽培にはとても手間がかかったため、パイナップル栽培に転作することにしました。コーヒーの木とほかの植物と比べ、パイナップルの栽培は、手入れの手間や、資金、肥料などが少なくてすむ一方、経済的に高い価値をもたらします。ですので、私は社会政策銀行から低金利で資金を借りて、パイナップルを栽培したのです」
現在、クドラム村にある多くの丘は、パイナップル畑で緑化されつつあります。パイナップルの傍ら、村人は土壌に見合った植物であるアカシア、カシューナッツ、果樹などを栽培しています。統計によりますと、現在、クドラムには、700ヘクタールのアカシアハイブリッド、800ヘクタールのパイナップル、120ヘクタールのドリアン、ライチ、リュウガン、柑橘類などが栽培されています。
ダクラク省クドラム村での植物転作の効果 - ảnh 2

僻地にあるクドラム村は、人口1万人余り、世帯数にして2000世帯です。村人は、主に社会政策銀行の優遇融資を受けて、生産活動を行っています。村人の一人は次のように明らかにしました。

(テープ)
「私たちが住む集落2号では、52の世帯が畜産と栽培を行うため、社会政策銀行から優遇融資を受けています。現在、借入残高は20億ドン、日本円で1205万円程度です」
クロンボン県社会政策銀行の代表であるグエン・タイン・フエン氏によりますと、村人の経営・生産の便宜を図るために、様々なチャンネルを通じて彼らに融資調達を行っています。
(テープ)
「 社会政策銀行は、貧困ラインに近い世帯、貧困な状態から脱出したばかりの世帯、および、経済的に困難な地方に住む世帯に対し集中的に優遇融資を行っています」
クドラム村の住民たちが社会政策銀行の優遇融資を利用して、経済的に高い価値のある植物の転作、畜産を主体的に行ったことは、家庭経済開発に役立っており、地元の経済開発に貢献しています。

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