(VOVWORLD) -ベトナム最南端カマウ(Ca Mau)省カイヌオック(Cai Nuoc)県ドントイ(Dong Thoi)村は、元々僻地の村だったため、様々な困難に直面していました。しかし、住民たちは、2010年頃からホタテの養殖を行ってから、生活が改善されるだけでなく、村全体も著しく変化するようになりました。
マイ・バン・トさんは、2年間にわたり、ホタテの養殖をして、販売したお金で、それまでの木製の家の代わりにレンガ造りの家を建てるようになりました。
トさんは次のように語りました。
(テープ)
「我が家は、エビ、カニ、特にホタテを養殖しています。カニと比べホタテの養殖は簡単である一方、ホタテの販売による収益が高ので、我が家の生活は安定していますよ。」
現地行当局は、ホタテの養殖は地元の経済発展に大きく貢献したことを深く理解してから、ホタテの養殖モデルを拡大することにしました。ホタテの養殖に従事している多くの農家は、生活に余裕が出てから、現地の新農村作り運動に支援金や土地を提供しました。その結果、村にあるすべての道路は、コンクリート化された他、住宅も立派に建設され、村全体の光景も美化されています。
現地住民の一人は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、ホタテの養殖をする傍ら、農作業を続けていますよ。ドントイ村が『新農村』として認定されるように、自分の住宅を綺麗にする他、空き地に花や植物などを自発的に栽培しました。」
ドントイ村の党委員会と行政当局は、年末までにドントイ村が「新農村」として認定されるように、新農村作りの基準達成に努力しています。
ドントイ村人民委員会のボ・バン・チエウ委員長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、それぞれの住民の家に行って、新農村作り運動への応援を働きかけました。例えば、道路建設予定地の供給、生産発展などを呼びかけたことです。」
新農村作りに関する基準の中で、生産発展、住民の生活と収入向上は重要な基準の一つであるとされています。ドントイ村の住民たちは、ホタテを養殖することで、自分の生活を改善させただけでなく、新農村になるための基準達成に貢献しています。