(VOVWORLD) -この数年間、現地住民は、農業生産において様々な成功を収めたことにより、困難な状態を乗り越え、余裕な生活を送れるようになっています。
ラクズオン県の一角 |
中部高原地帯テイグエン地方ラムドン省ラクズオン県はランビヤン山の麓にあり、クホー族や、チル族、チョル族、エデ族などの少数民族が住んでいます。この数年間、現地住民は、農業生産において様々な成功を収めたことにより、困難な状態を乗り越え、余裕な生活を送れるようになっています。
現地住民の一人であるクラ・ヤン・ブリムさんは「子供の学費や、家族全員の生活費用などは、このバラ畑に頼っている。」と明らかにしました。
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「以前、稲作をしていましたが、生活費をまかなうだけの収入でした。その後、コーヒーや、桑を植えましたが、収入が不安定でした。それから、バラの花づくりをすることにしました。バラの売行きはいつも好調になったので、生活は改善されてきました。」
もう一人の住民シル・クパムさん一家は、銀行の融資を受けて、キノコ栽培をしています。彼女によりますと、当初は、栽培ハウスは一つしかありませんでしたが、現在は、3つの栽培ハウスがあるということです。
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「キノコ栽培をしてから、生活はスッカリ変わりましたよ。前は、コーヒー栽培をしましたが、収入が不安定でした。キノコ栽培は、手間はそんなにかからず、高い収入を得ています。」
ラクズオン県は、元々、稲とコーヒーが主力植物でしたが、現在まで、県内にある約780ヘクタールに及ぶハイテク農業を導入しています。
ラクズオン県人民委員会のレ・クアン・ミン副委員長は「県内に住む少数民族らは、古い耕作方法を変え、工業用樹木や、野菜、花、薬草の栽培方法を上手く導入してきた。地元の行政当局は、現地住民に科学技術の移転を促している。」と明らかにし、次のように語りました。
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「この地は、ハイテク農業生産に向けて、有利な気候条件に恵まれています。私たちは、コーヒーの木を主力樹木として栽培する傍ら、ハイテク農業を積極的に推進しています。このことは、現地住民に高い収入をもたらすことが狙いです。」
土壌条件がメリットであることと、科学技術の導入を推進することは、ラクズオン県における貧困状態の脱出に寄与しています。同県に住む各少数民族は、富を築くための多くのチャンスに恵まれています。