疫病の影響で困難を乗り越えるコントウム省の生産協同組合

(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症が流行ってから、いくつもの生産協同組合の経営生産活動が多くの困難に直面しましたが、団結の精神を発揮し、創意工夫を凝らした結果、一歩ずつ困難を乗り越え、新たな発展段階を迎えています。

中部高原地帯テイグエン地方コントウム(Kon Tum)省では、9600人の会員と労働者を擁する187の生産協同組合が活動しています。新型コロナウイルス感染症が流行ってから、いくつもの生産協同組合の経営生産活動が多くの困難に直面しました。しかし、これらの組合は、団結の精神を発揮し、創意工夫を凝らした結果、一歩ずつ困難を乗り越え、新たな発展段階を迎えています。

ダクハ(Dak Ha)県ダクハ町コンバンポコ農業生産協同組合は、113人の会員を擁し、172ヘクタールのコーヒー畑を所有しており、高品質のコーヒー豆を輸出しています。新型コロナウイルス感染症の影響で、輸出活動が困難になってしまいました。生産活動を維持させるために、生産協同組合は、組合員にコーヒー以外の植物である豆、ゴマなどの栽培を奨励しました。これは、儲けがある上、土壌の栄養素を維持し、コーヒーの木の肥料のコストダウンに繋がります。

疫病の影響で困難を乗り越えるコントウム省の生産協同組合 - ảnh 1フエン・アンさん(黒シャツ)がコーヒー粉の生産ラインを紹介している。

その他、この生産協同組合は、コーヒー粉、及び、健康玄米茶という新しい製品を開発し、国内で販売しています。そのお陰で、この生産協同組合は2020年に180億ドン、約8700万円のという高い収益を遂げています。

ファム・フエン・アン会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「以前、私たちは、輸出と卸売りだけをやっていましたが、疫病の影響で、様々な困難に直面しました。ですから、国内でも消費できるように、様々な対策を考えました。そして、ベトナムにあるディストリビューターと連携して、オンライン販売を構築しました。そのため、ファシリティコストを節約できるだけでなく、生産協同組合のイメージとその優れた製品を国内市場に広めるようになっていますよ。」

疫病の影響で困難を乗り越えるコントウム省の生産協同組合 - ảnh 2ニャンホア・マカダミアナッツ生産協同組合のマカダミアナッツの木

一方、ダクト(Dak To)県コンダオ(Kon Dao)村にあるニャンホア・マカダミアナッツ生産協同組合は、疫病の困難を受けたものの、予定通りに、マカダミアナッツの栽培面積を拡大し、殻割り・乾燥・保管ラインを整備しました。その結果、この生産協同組合は安定した生産活動を維持しています。

グエン・バン・クエット会長は次のように語りました。

(テープ)

「疫病が流行っていても、生産協同組合の会員たちは共同で、困難を乗り越えるための対策を考えた上で、資金を投じて、新しい生産技術を導入しました。」

コントウム省生産協同組合連盟の統計によりますと、およそ8割の組合が新型コロナウイルスの影響を受けましたが、その中の多くの組合が困難を乗り越え、安定した経営生産活動を維持しています。

コントウム省生産協同組合連盟のグエン・ラム・カン会長は次のように語りました。

(テープ)

「生産協同組合が疫病による困難を乗り越えるために、生産協同組合連盟は、集団経済発展指導委員会を健全化させました。これは、集団経済政策を良好に実現するとともに、集団経済セクターや生産協同組合のメンバーの役割を活用することができるからです。」

コントウム省における多くの生産協同組合が困難を乗り越えたため、創意工夫を凝らして、経営生産活動を維持したことは、全国の生産協同組合の激励になることでしょう。

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