(VOVWORLD) -農家の人々は稲作に科学技術を導入したことと、今年の気候が安定していたため、稲の収穫量は高かったようです。
中部高原地帯テイグエン地方ダクラク(Dak Lak)省ラク(Lak)県にあるクロンアナ(Krong Ana)川の両岸にある数千ヘクタールの稲田は、テイグエン地方の穀倉地帯であると見なされています。
今年の冬春作に、ラク県では、5300ヘクタールの稲が栽培されました。農家の人々は稲作に科学技術を導入したことと、今年の気候が安定していたため、稲の収穫量は高かったようです。4ヘクタールの稲を栽培したというグエン・ティ・ファンさんは次のように語りました。
(テープ)
「我が家は、香り米を栽培しました。今年は豊作でしたよ。収穫量は、30トンを超えました。さらに、今年の籾の価格は、昨年よりちょっと高めでした。だからとても喜んでいますね。」
一方、メリン(Me Linh)集落に住むグエン・コン・フンさんの家庭は、ここ数年にわたり、5ヘクタールの土地に細長で香りのよい米の種類「ST-24」を栽培しています。今年は、稲の他、サツマイモを栽培しました。
(テープ)
「今年、籾もサツマイモも収穫量と販売価格が例年と比べ高かったですよ。それに、商人たちが、私の家に来て、籾を買い込みましたよ。」
ラク県で一番大きな水田面積を所有するブオンチエット(Buon Triet)村では、今年の冬春作におよそ2000ヘクタールの稲が栽培されました。天気が良くて、灌漑システムは水やりを確保したお陰で、稲はよく育ちました。
ブオンチエット村人民委員会のブイ・マイン・ハイ委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ブオンチエット村の農家たちが、稲作に従来の農法と科学技術の応用を組み合わせて行ったため、収穫量は毎年増加しつつありますよ。その上で、村道や、水田に至るまでの道などが整備されたため、農産物の運搬に役立っています。」
ラク県の農業部門は、農作業の持続可能な開発を目指して、農家を対象に、稲作農法、イネ種子の選び方、害虫対策などを案内するセミナーや訓練、経験交換などをよく行います。その結果、稲は、ラク県の農家たちに安定した収入をもたらす農産物となっています。