革命根拠地であったムオンラ県

(VOVWORLD) -ベトナム共産党は、1945年8月革命のチャンスを主体的に作り出し、その好機を適宜に掴み、全国民を指導して8月革命一斉総蜂起を起こし、政権を奪取ました。
革命根拠地であったムオンラ県 - ảnh 1ムオンラ県の光景
(写真提供:Sơn La紙)

この歴史的な日が訪れると、北部山間部ソンラ省ムオンラ県の住民たちは、77年前の総蜂起や輝かしい勝利を思い出します。1932年生まれのクアン・バン・レさんは、1960年~1981年までムオンチュム村党委員会の委員長を務めました。レさんの話によりますと、彼が10代の頃に、ムオンチュム村の村人は、ダンダン盆地に革命根拠地を設置したとしています。今なお、レさんは当時のすさまじい勢いを記憶しているようです。

(テープ)

「先輩からの話しを聞いて、当時、住民たちは革命活動に積極的に参加していたそうです。地元の住民だけでなく、周辺の人たちも解放軍、ゲリラ部隊とともに敵と戦っていました」

かつての抗仏闘争、抗米救国闘争では、ムオンチュム村の数多くの人々が民族独立のために身を捧げました。抗仏闘争時、特に優れた成績を収めたムオンチュム村は国家から『人民英雄」という称号を授与されました。今日の平和な時代において、ムオンチュム村は社会経済発展を遂げています。

革命根拠地であったムオンラ県 - ảnh 2Nhật Tân撮影

ムオンチュム村党委員会のルオン・バン・ホン委員長によりますと、同村は2018年に新農村として認定され、貧困世帯の割合は4.68%に留まっているとしています。ムオンチュム村党委員会は任期中に、社会経済開発目標を達成するため2つの画期的な方策を提示しています。

ホン委員長は次のように語りました。

(テープ)

「一つ目は、企業、農業協同組合と連携して農業に先進的な科学技術を導入し、主力作物を集中的に栽培すること。これらの作物は国内市場に出荷するほか、輸出もします。次は、交通道路システムの建設に集中投資することです」

一方、ムオンラ県ナムパム村は、8月革命以前の革命根拠地でした。戦時中に、村人たちは、勇気を出して敵と戦っていました。2003年に、ナムパム村は、国家から『人民英雄」という称号を授与されました。

ナムパム村党委員会のクアン・バン・ロア委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「私たちは、社会経済開発と国防安全という二つの任務を同時に遂行することになっています。特に、2025年までに、新農村の基準を達成できるように、村人に対し経済構造の転換、例えば、ザボン、マンゴーなどの経済的価値の高い植物の栽培を働きかけています」

ところで、2017年のナムパム村を襲った史上最悪の洪水では、11集落のうち8つの集落が破壊・流出し、数百世帯が家のない状態に陥りました。しかし、村人の勤勉さと困難を乗り越える志により、洪水で浸水した田畑は現在、青々とした新米で包まれています。

ナムパム村イット集落党委員会のロ・バン・ドアン委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「村人に洪水で浸水した田畑の復元を働きかけました。現在は、年に2回の米が収穫できます。これにより、住民は安定した食料と収入を得られるようになっています」

八月革命から77年が経った現在、革命地方であったムオンラ県を始めとするソンラ省の他の地方は日々変化しています。ソンラ省の住民たちは革命伝統を発揮し、未来有望な故郷の建設に尽力しています。

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