国際友人、ベトナムの旧正月テトを楽しむ

(VOVWORLD) - あと数日で旧正月テトになりますが、この間、ベトナム国内の至る所で、テトの準備活動が活発に行なわれています。

ハノイ郊外ソンテイ町にある友好学校では「ベトナム・テト2019」というイベントが開催され、やや寒い天候の中を、ラオスやカンボジアの留学生たちはベトナム風のチマキ バインチュンづくりに熱心に参加しています。こうした活動は外国の留学生にベトナム文化への理解を深めてもらうとともに3カ国間の団結と友好関係の強化にも貢献するとしています。

(こうして葉を二重に折ってね。大きな葉でなく、綺麗な葉を選んでね。そして、もち米、青豆、豚肉を入れてくださいね)

友好学校の「ベトナム・テト祭り2019」で設けられたブースでラオスやカンボジアの留学生はバインチュンづくりに夢中になっています。ラオスの留学生クン・ガンさんは次のように話しました。

(テープ)

「バインチュンづくりは難しいです。特に包み方です。丁寧に包まないと、正方形にならないよ。」

一方、バインチュンを綺麗に包むラオスの留学生がいます。ブンタビさんはその一人です。

(テープ)

ブンタビさんは「父親と父方の父方の祖母がベトナム人なので、バインチュンの作り方が分かる」と明らかにしました。

(テープ)

「ラオス正月の時もバイチュンとベトナムのハム Gioをつくりますよ。父親にバインチュンのつくり方を教わりました。バインチュンはとても美味しいですね。中には青豆、コショウ、豚肉が入っています。」

カンボジア留学生のブースで原材料が長い机の上にきちんと並べられています。留学生らは葉の中に、もち米や青豆を葉に入れ、豚肉をのせるなどそれぞれのことをやっています。学生の一人は次のように話しました。

(テープ)

「初めての時、難しいと思いましたが、2回目は楽になりました。バインチュンの周りに薄い竹ひごを縛るのはとても簡単です。1個のバインチュンをつくるのに10分ほどかかりますよ。先生に褒められました。」

外国人留学生にとってこうした活動への参加はベトナム文化への理解を深めるチャンスとなっています。また、ベトナム、ラオス、カンボジア3カ国の学生間の団結や友好関係の強化が図られるとしています。カンボジアの留学生は次のように話しています。

(テープ)

「バインチュンづくりのワークショップに参加できて、嬉しいです。こういう体験を通じて、我々の付き合いが強化されてきました。とても楽しかったです。」

友好学校でこのイベントが開催されるのは初めてではありませんが、今回は最大規模となりました。チュ・キム・フオン副校長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「留学生らがベトナム語能力を向上させ、一年でベトナムの重要かつ最大の年中行事の雰囲気を味わうよう、『ベトナム・テト祭り』を催しました。また、これは国際友人にベトナム文化をピーアールする良いチャンスとなりました。ベトナム、ラオス、カンボジア3カ国の青年達の関係が日増しに緊密化されていくことを望んでいます。」

友好学校のほかに、ベトナムの複数の教育施設ではバインチュンづくりワークショップが開催されました。このような活動はベトナムに在学中の外国人学生にとって良い思い出になることでしょう。

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