2045年をめどにベトナムを強固な国にする目標達成へ
(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、先ごろ、ホーチミン市で、グエン・スアン・フック首相の主宰の下、「ダイアローグ2045」が行われました。席上、各企業は2045年をめどにベトナムを強固な国にする目標、いわゆる、「ベトナム2045」目標達成を目指し、強い決意を示しました。
FPT社のチュオン・ザ・ビン会長=baochinhphu.vn |
ダイアローグには、50社の大手企業の代表や、知識人、エコノミストら多数が参加し、第13回党大会決議を断固として実施することを確約しました。首相の行政改革諮問評議会所属民間経済開発研究班の班長を務める情報通信大手のFPT社のチュオン・ザ・ビン会長は、「祖国を強固な国に発展させることは全民族の渇望でなければならない」と強調しました。また、「政府と企業との信頼を必要としている」とし、次のように語りました。
(テープ)
「企業は、政府が政策を制定し、具体的なことを企業に委託することを望んでいます。また、政府が企業を監視・検査するものではなく、企業の構想を奨励するものであることも望んでいます。国の発展や、国民、経済成長に役立つものであれば、実施すべきです。」
一方、フルブライト大学の教授ド・ティエン・アイン・トゥアン博士は、「ベトナムは年平均成長率を7%の程度に維持できれば、2045年に、世界の高所得国のレベルに達する見通しである」とし、「これを目指し、政府の役割は非常に重要である」と分析しました。トゥアン氏の話です。
(テープ)
「政府は、経済の再構築や、成長促進、企業支援などにおいて、非常に重要な役割を果たしています。ベトナムのパブリックビジネスマンの数が日増しに増加していくことを望んでいます。パブリックビジネスマンというのは新しい概念ですが、彼らは、責任・名誉・良心というスローガンを掲げ、国家・国民に奉仕する実業家です。」
「Vietjet Air社」のグエン・ティ・フゥオン・タオ社長=baochinhphu.vn |
他方、ベトナムの格安航空会社「Vietjet Air社」のグエン・ティ・フゥオン・タオ社長は、「『ダイアローグ2045』は企業や、実業家、知識人を鼓舞するものになる」との見方を示しています。タオ女史によりますと、現時点で、民間企業は経営思考を刷新する必要があるとしています。
(テープ)
「政府が民間経済セクターに信頼を置くことを望んでいます。また、民間経済セクターの発展を促進するために支援していくよう期待しています。その中で、中小企業や、農村部の企業、起業家は優先対象となります。」
「ダイアローグ2045」で、フック首相は各企業に対し、「ベトナムを強固な国に発展させるために力を合わせていくよう」訴えました。また、「『ベトナム2045』は美しい絵であり、それぞれの企業や、若い世代はその絵に自らの美しい模様を描くことができる」と強調しました。