7中総、発展に原動力をつける

(VOVWORLD) - 先週末、第12期党中央委員会第7回総会は3件の重要な決議を採択し、閉幕しました。これらの決議は国のドイモイ=刷新と発展事業に原動力をつけると期待されています。
7中総、発展に原動力をつける - ảnh 1 写真提供: Tri Dung

3件の決議は才能と道徳を兼ね備えた各レベルの幹部育成、公務員と人民武装勢力、企業職員の給与構造改革、社会保険政策の改革に関するものです。

幹部育成を集中的に行う

各レベルの幹部育成に関する決議は党建設、綱紀粛正に大きな節目をつくると期待されます。この決議には実状に見合うような複数の新たな内容が盛り込まれ、実施可能な解決策が打ち出されました。党中央委員会は中央レベルの幹部は才能と道徳を兼ね備え、新たな時期の要求に応えられる人でなければならないとしています。また、幹部が困難や試練をどのように乗り越えたかを見極め、実際の業務を通じて客観的かつ正確的に評価する必要があると指摘しました。一方で、権力の監視を強化した上で、個人主義、地域主義の防止対策を精力的に行い、これを政権腐敗を防ぐ重要な解決策と見なし、党、国家、政権に対する国民の信頼を高めることが狙いです。ホーチミン国家政治学院のグエン・チョン・フック教授は次のように語りました。

(テープ)

「各レベルの幹部育成計画案は中央レベルの幹部をはじめ、それぞれの幹部が道徳、知恵、指導力、威信、ワークスタイルなどを兼ね備えた人でなければならないと求めています。また、党中央委員会はそれぞれのレベルの幹部を選ぶため、具体的な基準を設定しました。」

今回、採択された決議を効果的に実施するため、第12期の後半に、党中央委員会はこれらの決議を実状に見合わせるとともに、党の規定と国家の法律に法制化する方針です。

社会安全保障を強化

3件の決議のうち、2件は社会安全保障にかかわるものです。給与構造改革と社会保険政策の改革は汚職防止対策に、及び社会不公平の削減にも貢献するとしています。給与構造改革に関する決議は給与構造の抜本的な改革を進め、給与制度を実状に見合って、明確で科学的なものにするとともに経済発展の要求に応えることを目指しています。労働者に適切な賃金水準による賃金支払いは人材開発への投資そのもので、労働生産性の向上に原動力をつけるとしています。労働傷病軍人社会事業省のファム・ミン・フアン副大臣は次のように語りました。

(テープ)

「給与構造改革は公務員の生活水準の向上に役立つと思います。これにより、労働生産性の向上が図られるでしょう。」

社会保険政策の改革案も第7回総会の主要議題となりました。今後、社会保険は社会安全保障システムの柱になるよう、社会保険政策の改革を進め、全国民あげての社会保険加入を実現し、社会進歩と社会公平の推進を目指しています。今総会で採択された幹部育成や社会安全保障に関する3件の決議は国の発展と全面的な刷新に重要な前提をつくり、原動力をつけることでしょう。

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