今年9月2日のベトナム独立69周年、および、ホーチミン主席の遺言遂行45周年を記念するにあたり、チュオン・タン・サン国家主席は国の建設防衛事業における8月革命の精神の発揮に関する記事を執筆しました。今日のこの時間はサン国家主席のこの記事の主な内容をお伝えします。

1945年9月2日、ベトナム人民はベトナム共産党の指導の下、フランス植民地主義者の支配を打ち崩し、民族独立を勝ち取りました。同年9月2日、ホーチミン主席はベトナム民主共和国の誕生を告げる独立宣言を読み上げました。それからおよそ70年、ベトナム人民は多くの困難と試練を乗り越え、国の建設防衛事業に取り組みました。これと同時に、独立と領土保全のため、多くのベトナム人が犠牲になりました。

グローバル化が急速に進められている世界の中で、それぞれの国の存亡と発展はその国だけのものではなくなりました。これは小国であるベトナムを含め、世界各国に多くのチャンスと試練をもたらしています。地域と世界情勢が複雑に推移している背景の中で、ベトナムは自らの力を強化する他、国の独立、領土保全のため警戒心を高める必要があります。これは先祖と子孫に対する今日のベトナムの人々の崇高な義務です。

国の独立と主権、統一の保護、領土保全という任務を遂行するため、着実な本領と原則が必要でありながらも、臨機応変な態度をも取らなければなりません。そのため、先人たちが残してきた教訓は非常に貴重なものです。生前、ホーチミン主席は「根が丈夫であれば、その木は健全に育つ。勝利を収めるため、人民に頼る必要がある」と言いました。そのため、国の独立の確保と領土保全のため、共産党と人民との緊密な関係がさらに強化される必要があります。

今年、ベトナムはホーチミン主席の遺言遂行45周年を記念します。チュオンタンサン国家主席は記事の中で、党の建設について次のように書きました。先ず、ホーチミン主席の遺言を引き続き遂行しなければなりません。遺言書の中で、ホーチミン主席は「先ず始めに実施すべきのは党の綱紀粛正をすることで、それぞれの党員や党委員会は党が託された任務を全うし、人民のために全力を尽くすということである」ことを書きました。これに従って、各レベルの党委員会や、すべての幹部や党員は「現在の党建設の差し迫った問題」に関する第11期共産党中央委員会第4回総会の決議の実現を行うと共に、ホーチミン主席の道徳を見習う運動を引き続き強化しなければなりません。これを基礎に、昨年国会が採択した新しい憲法の施行に取り組み、人民の人民による人民のためのベトナム国家の建設や完備を図ります。

8月革命の精神を生かして、ベトナム人民が心を一つにして、強固、かつ、豊かなベトナム作りに団結するのはベトナム人の一人ひとりの愛国心の目安となることでしょう。