ASEANと相手国との関係強化に貢献しているベトナム

(VOVWORLD) -11日午前、プノンペンで、第40回、第41回ASEAN首脳会議と関連会議が正式に開幕しました。新型コロナウイルスの流行が収束しつつあり、毎年秋に開かれている首脳会議が対面で行われるのは3年ぶりになりました。
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これらの首脳会議はASEAN加盟諸国がASEAN共同体構築、ASEANの団結と地域におけるASEANの中心的役割の強化に向けた努力について討議するチャンスであるだけでなく、ASEANと相手国との関係を強化することにも役立つとされています。

4日間に及ぶ今回の首脳会議ではおよそ20件の活動が行われ、100あまりの文書が提出、採択される予定です。

相手国との連携を強化

11日にASEAN首脳会議、13日にはASEANと日本、アメリカ、中国、ロシアなど8カ国を加えた「東アジアサミット」が開かれるほか、さまざまな枠組みで会合が開かれます。また、13日には日本、アメリカ、韓国の3カ国による首脳会談も開かれる予定です。最近、ASEAN地域と世界で発生している多くの課題について、ASEAN加盟諸国を交え、 相手国の指導者が討議、解決を図っていく上で重要な意義があります。これはASEANが世界共通の課題解決において、中心的役割を確立するチャンスでもあります。

現在、中国、日本、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、アメリカ、カナダ、EU=欧州連合、イギリスといった11の国と地域がASEANの対話国となっています。そのほか、2021年、ASEANは中国、およびオーストラリアと包括的な戦略的パートナーシップを築きました。カンボジアのプラック・ソコン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「地域と世界情勢が複雑に推移している背景の中で、ASEANが自らの強さを示しています。我々は2025年をめどにASEAN共同体を構築するという目標を遂行するため、団結を強化しなければなりません」

ASEANと相手国との関係強化に貢献しているベトナム

ベトナムはASEANと相手国との協力関係を外交政策の優先課題の一つと見なし、この件に関して積極的に貢献しています。ベトナム駐在EU=欧州連合のジョルジオ・アリベルティ大使はベトナムはASEANとEUとの関係に建設的な役割を担っている。ASEANにおけるベトナムの役割が日増しに高まっていると強調しました。ASEANのリム・ジョクホイ事務局長は「ベトナムは国際社会におけるASEANの地位向上に大きく貢献している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはASEANの積極的なメンバーです。ASEANに加盟して以来、ベトナムは地域の統合プロセス、およびASEAN共同体構築に大きく貢献してきました。特に、ベトナムがASEAN議長国を務めた1998年、2010年、2020年にASEANの優先課題の解決に重要な役割を担いました。ASEAN加盟してからこの27年間、ベトナムは国際社会におけるASEANの地位向上に大きく貢献してきました」

ベトナムは常にASEANとの関係、およびASEANと相手国との関係を重視しています。引き続き、ベトナムはASEANの発展、およびASEANと相手国との協力の強化、不一致点の解決に全力を尽くします。

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