ASEAN加盟、国際社会へのベトナムの戦略的な参入の一歩


19年前の7月28日に、ベトナムはASEAN=東南アジア諸国連合に正式に加盟しました。ASEAN加盟19年間の実践はASEANへの加盟という決定は正しいものであり、ベトナムの国際社会への参入にとって戦略的な意義を持つことを裏付けました。


ASEAN加盟、国際社会へのベトナムの戦略的な参入の一歩 - ảnh 1

19年間の歳月は長い時間とは言えませんが、その間に、ベトナムは多くの成果を収め、地域内の平和、安全保障の確保に大きく貢献し、ASEAN加盟諸国との2国間関係を深化させてきました。ベトナムはASEAN自由貿易地域の実現に参加し、ASEAN加盟諸国との農林漁業、交通運輸、貧困解消、文化、教育などの分野における協力に有利な条件が作り出されました。

ベトナム外務省のファム・クアン・ビン( Pham Quang Vinh)次官は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムは1995年にASEANに加盟しました。当時、ASEAN共同体の構築構想が出されました。ベトナムはASEANが設けられた目標の実現に責任感を持って参加しました。」

この19年、ベトナムは「相互尊重、平等、互恵、内政不干渉」という原則を基礎に、他のASEAN加盟諸国との善隣友好協力関係を構築してきました。ASEAN加盟国として、ベトナムはASEAN加盟国以外の国々との関係を強化すると共に、ASEAN+3、東アジアサミット、アジア太平洋経済協力会議、アジア欧州会議、世界貿易機関などの加盟諸国と関係を結びました。これを通じて、国際社会におけるベトナムの地位が日増しに高まってきました。

ベトナムは常に団結・統一したASEANの構築はベトナムの長期的、かつ、基本的利益に合致することを主張しています。そのため、この19年、ベトナムはASEAN加盟諸国と連携して、相違点と歴史的問題の解決に励み、友好、団結精神に基づき、全面的協力を強化してきました。

ASEANの新しい発展段階に入り、ベトナムは主体的、かつ、積極的にASEANの協力事業に参加していくことを主張しています。先ほどのベトナム外務省のファム・クアン・ビン( Pham Quang Vinh) 次官はさらに次のように語りました。

(テープ)

「東南アジア地域に位置するベトナムは地域内の平和が維持されれば、ベトナムはその利益を受けるようになります。そのため、ベトナムはASEAN共同体の構築事業において戦略的な利益があります。ASEAN共同体が構築されれば、加盟諸国は互いに助け合い、共に発展できます」

当面、ベトナムはASEAN共同体の目標の具体化に貢献するために全力を尽くす方針です。ベトナム外務省ASEAN局のグェン・ティン・ミン( Nguyen Tien Minh) 局長は次のように語りました。

(テープ)

「ASEAN加盟諸国間の団結を強化し、地域と世界の諸問題に関するASEAN加盟諸国の合意を達成するためどうすればよいかということは非常に重要な意義を持っています。ベトナムは他のASEAN加盟諸国と連携して、ASEAN共同体の構築、インフラ整備、人間、体制の連携の強化に取り組みます。」

ASEANに加盟してからこの19年間、ベトナムはASEANの発展に一定の成果を収めてきました。当面、ベトナムは発展のチャンスが多く恵まれていますが、試練も少なくありません。これにより、ベトナムと他のASEAN加盟諸国はASEAN共同体の構築に成功するため、連携、協力をさらに強化することでしょう。

ご感想

他の情報