FDIのさらなる誘致を目指す人材育成

(VOVWORLD) - 統計によりますと、年初から8月20日まで、ベトナムは195億ドル相当のFDI=外国直接投資を誘致しました。年初の数か月間、ベトナムへのFDIは減少していましたが、この3カ月、増加傾向に戻っています。こうした中、ベトナムはFDIのさらなる誘致を目指し、人材育成を促進しています。

貿易と開発に関する国連会議で出された予測によりますと、2020年、世界の投資額は40%減少し、多くの国はマイナス成長率になる可能性があります。こうした中、ベトナムへのFDIの増加は、ベトナムの経営投資環境に対する外国人投資家の信頼を示す望ましいものと評されています。計画投資省所属外国投資局のド・ニャト・ホアン局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「オンライン形式で行われた外国人投資家との会合や、セミナー、座談会などを通じて、投資家の関心度が高まっていることがわかりました。つまり、外国人投資家はベトナムに関心を払っています。これは、ベトナム企業に多くのチャンスをもたらす積極的な兆しといえます。」          

実際、経済体制と投資環境の改善や、投資家への条件づくり、投資誘致政策の完備などに取り組んでいるベトナムが外国人投資家の魅力的な投資先になっていることは事実です。

外国投資協会のグエン・バン・トアン副会長は、「FDIのさらなる誘致を目指し、熟練労働力や、能力の高い管理職をはじめ人材育成は重要な要素である」との見解を示し、次のように語りました。

(テープ)

「人材育成は、社会の需要を踏まえ、進めていかなければなりません。そして、当面だけでなく、中長期的なビジョンが必要とされます。したがって、具体的な計画、具体的な戦略を立案する必要があります。」

生産年齢人口が総人口の76%にあたる5570万人を超えるベトナムは労働力が比較的に豊かです。特に、現在、ベトナムは「人口の黄金期」にあります。こうした中、ベトナム政府は優れた人材を国の迅速かつ持続的な発展事業の成功を決定する要素とみなしており、今後も、人材の質的向上に力を入れていく方針を打ち出しています。

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