この60年間に見るハノイの発展

首都ハノイが解放されてから60年が経ちました。その間、ハノイは多くの困難と試練を乗り越え、ベトナムの首都として、そして、平和都市の名に恥じない貢献をしてきました。

この60年間に見るハノイの発展 - ảnh 1
空から見た今日のハノイ(写真:News.zing.vn)

近年、ハノイ市は著しい発展を遂げています。ハノイから遠く離れて暮らしている人々だけでなく、ハノイ市民にとっても、首都の大きな変貌を驚いています。特に、2010年8月1日、ハノイの行政境界が拡大されたことはハノイの発展にとって歴史的な転換点を作り出しました。

この6年、ハノイは大きくなり首都の区画整理と管理組織の完備に力を入れてきました。現在のハノイはハーティ省、ビンフック省のメーリン県、バクニン省とホアビン省の一部を網羅しています。短期間に、ハノイの西部と南西部に数多くの高層ビルが建てられた他、タンロンハイウェー、ハノイとタイグェン省を結ぶ国道3号線、タンロン・ノイバイ高速道路、紅河にかかる橋だけでも、ビントゥイ橋、タインチ橋、ニャットタン橋など数多くの大規模なインフラ整備の工事が実施されました。これらはハノイに新しい光景をもたらしています。ハノイ市共産党委員会のファム・クアン・ギ( Pham Quang Nghi)委員長は次のように語りました。

(テープ)

「現在、首都ハノイの面積は3400平方キロメートルで、ベトナム総面積の1%を、ハノイの人口はおよそ900万人で、ベトナム総人口の10%を占めています。ハノイの経済はGDP=国内総生産のおよそ10%を、国家歳入のおよそ20%を占めています。これにより、ハノイは行政、政治、文化、教育、科学、経済、貿易などの分野におけるベトナムの中心地となってきました。」

現在、ハノイの経済社会分野が急速に発展してきました。2008年~2014年までのハノイのGDPの成長率は平均9,2%に達しました。2014年の上半期に、ハノイのGDPの成長率は6,4%に達し、今年全体のGDPの成長率は9%に達する見通しで、全国平均と比べて1,5倍増となりました。また、ハノイは新しい農村作り運動においても先頭に立っています。

2020年までの経済社会発展総合計画と2030年のビジョンにおいて、ハノイ市は近代的な交通システムの整備に力を入れます。ハノイ市共産党委員会所属宣伝教育部のホ・クアン・ロイ ( Ho Quang Loi) 部長は次のように語りました。

(テープ)

「ハノイの発展計画には5つの中心都市とそれをとりまく衛星都市があり、環状道路で結ばれます。中心都市と衛星都市の間には緑の空間があり、その空間は総面積の70%を占めます。それぞれの衛星都市はそれぞれ独立していますが、互いに補助し合います」

ハノイ解放60周年を記念することで、この60年間の発展を振り返る機会となることでしょう。


ご感想

他の情報