カンボジア総選挙 国民の願望を示す

(VOVWORLD) - 人民党の今回の完勝は、国民の選択であるといえるでしょう。

カンボジアの総選挙で、予想通り、フン・セン首相率いる与党・人民党が完勝しました。これは、与党に対する国民の信任を示すものです。

人民党は77・5%の票を得たことにより、全議席を獲得する見通しです。

カンボジア総選挙 国民の願望を示す - ảnh 1人民党の選挙戦 

民主的な選挙

今回の投票率は82%以上に達し、前回の投票率を上回っています。また、今回の選挙に参加した政党の数は前回の選挙より3倍になりました。これは、選挙の民主性を示していると評されています。

また、 国内外からの監視員8万人のほか、外国からも大勢の記者が取材に入りました。これは、選挙の公正と公平性を保障するものです。

国民の選択

今回の選挙で、各政党はいろいろな選挙公約を出しましたが、経済社会発展や人材育成、雇用創出、汚職防止対策などに集中しました。

その中で、与党・人民党は、民族団結、憲法の尊重、君主制保護、民主主義強化、社会平等などのスローガンを掲げると共に、7%の経済成長と1%の貧困解消率という目標を出しています。外交政策については、中立立場や内政不干渉を堅持します。また、近隣諸国との国境線画定を促進させると共に、地域の平和・安全保障の維持に取り組む方針であるとしています。

選挙の結果は予測通りでした。人民党は、ポルポト政権の崩壊に主要な役割を果たしました。また、人民党の指導の下、カンボジアが経済社会発展事業で大きな成果を収めたことは同党に対する国民の信頼向上につながっています。そのため、人民党の今回の完勝は、国民の選択であるといえるでしょう。

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