(VOVWORLD) -ベトナムがこの20年、男女の格差の縮小に著しい成果を収めた国の一つとして評価されています。
グェン・テイ・ハ 次官 (写真:molisa.gov.vn)
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女性と子供を始め、社会保障制度を実施することはベトナム政府の終始一貫した主張です。これは経済発展に並行する任務です。ベトナムは社会保障制度の実施を通じて、ジェンダー平等の実現に努力し、国の持続可能な発展に基礎を作り出しています。
ベトナムはこの20年間、男女の格差の縮小に著しい成果を収めた国の一つとして評価されています。
確認された成果
女性が社会のあらゆる分野に参加するため、ベトナム共産党と政府はジェンダー平等に関する法的枠組みの作成と完備に深い関心を払ってきました。2011年~2020年におけるジェンダー平等に関する国家戦略で設定された多くの指標が実現されました。
また、ベトナムはジェンダー平等に関する政策を積極的に実施してきました。これは「2012年~2020年における社会政策の実施に関して出された第11期党中央委員会の第15号決議で示されました。
この決議を実施するため、ベトナム政府は中所得国であるベトナムに見合う社会保障制度の構築に取り組んでいます。
毎年、政府はGDP=国内総生産のおよそ2.6%を社会保障制度の実現に拠出しています。労働傷病軍人社会事業省のグェン・テイ・ハ( Nguyen Thi Ha) 次官は次のように語りました。
(テープ)
「自らの努力と国際諸組織の支援により、ベトナムはジェンダー平等の実現に多くの進歩を遂げた国々の一つとして評されています。2018年、ベトナムの女性が企業経営者に占める割合は31.3%に達し、このランキングにおける57カ国のうち、6位に立っています。また、ベトナムはジェンダー平等および女性のエンパワーメントという国連の持続可能な開発目標を良好に実施してきた10カ国の一つです」
ジェンダー平等のため、社会保障政策を引き続き調整
第4次産業革命が進められている現在、ベトナムはジェンダー平等に関する目標と社会保障制度の完備をさらに促進する必要があります。先ほどの労働傷病軍人社会事業省のグェン・テイ・ハ( Nguyen Thi Ha) 次官はさらに次のように語りました。
(テープ)
「社会保障制度における重要な内容は持続可能な雇用創出と労働市場の発展です。そのため、職業訓練を通じて、女性に安定した高い収入がある雇用を創出し、労働市場の情報を提供することは女性の貧困解消対策となります」
これと同時に、ベトナムは現行の労働法を改正しています。これはジェンダー平等の促進のチャンスとなります。また、これはベトナムにおける人権保護と経済成長の質的向上に寄与することでしょう。