去る4月9日から15日にかけてチュオンサ群島を訪れた本土の各機関の代表団はチュオンサ群島の島民と兵士に3つの特別な書籍を寄贈しました。

これらは、「情報通信」出版社の「至る所に響き渡る国の声」という本や、「社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題」、および、「断固として腐敗防止対策を堅持して、党と国家の建設・健全化に貢献する」と題したベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長が執筆した本です。これらの本は離島に住む人々と兵士にとって、意義深いものとみられています。「至る所に響き渡る国の声」という本は12集からなり、ホーチミン主席の著作を集めたものであり、ホーチミン思想の主な内容を示すものです。

一方、「社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題」という本は第13回党大会の文献を準備してから現在までチョン書記長が執筆した29件の記事と発言を集めたものであり、政治、経済、党建設、国防、安全保障、外交などの分野における社会主義の核心的な価値を紹介しています。

中央宣伝教育委員会のライ・スアン・モン副委員長（左）＝Nguyễn Chí Tuệ

この本をソントゥテイ島の島民と兵士に贈る式典で、中央宣伝教育委員会のライ・スアン・モン副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「『社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題』という本は、ベトナムにとって社会主義に進む道が唯一な選択肢であることを確認しています。この本はこの30年以上に行われているドイモイ（刷新）事業を総括しました。その中で、経済の平均成長率が8％に達していることや、国の経済規模が4000億ドルを超えていること、一人あたりの平均年収が4000ドルを超えていること、年平均の輸出額が7000億ドル以上に達していること、外貨準備高が1000億ドルにのぼっていること、貧困率が2％に低下していることなどを取り上げ、ドイモイ事業の具体的な成果を紹介しています」

他方、「断固として腐敗防止対策を堅持して、党と国家の建設・健全化に貢献する」と題した本は、党建設や、腐敗防止対策、国の開発などに関するチョン書記長の長期的なビジョンと鋭い思考力を示し、腐敗防止対策に関するベトナム共産党の理論的土台の強化に貢献し、その事業の新しい方向性を示していると評価されています。

党中央内政委員会のグエン・タイ・ホック副委員長＝Nguyễn Chí Tuệ

党中央内政委員会のグエン・タイ・ホック副委員長は次のように述べています。

（テープ）

「現在、この本は全国の幹部・党員、国民の注目を集めています。この本を通じて、腐敗防止対策に関するチョン書記長の思想を理解・貫徹できるようになります。国の領海を保護するという任務を果たしている軍、兵士がその思想を貫徹するようにとの願いをこめて、この特別な本を贈ります」

この本は価値がとても高い書籍です。その中には腐敗防止対策に関する党の路線や、決意、願望などが強調されています。同時に、党の保護・建設と国の開発事業の促進に対する全国民の支持・支援・団結力も示しています。この本を受け取る式典で、シントン島に駐屯するチャン・バン・チン中佐は次のように語りました。

（テープ）

「訪問団はシントン島の兵士に特別な気持ちを寄せています。特に、意義深い書籍を贈ります。これから、これらの本を士官・兵士全員に紹介します」

「至る所に響き渡る国の声」という本や、「社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題」、および、「断固として腐敗防止対策を堅持して、党と国家の建設・健全化に貢献する」と題したチョン書記長が執筆した本は、ベトナムが腐敗防止対策を断固として進め、社会主義建設を堅持していることを示すものであり、離島にいる島民と兵士の精神生活を豊かにすることに貢献するでしょう。