(VOVWORLD) - ディエンビエンフー作戦勝利をはじめ、フランス植民地主義者との戦いにおける勝利は、愛国主義の勝利であり、ベトナム人の強固な意志から生まれた勝利でもあります。
ディエンビエンフー作戦が終わってから65年が経ちましたが、その勝利の価値は現在のベトナムの建設・発展事業にも適用できるとされています。ディエンビエンフー作戦勝利65周年を機に、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、この勝利の精神発揮に関する記事を執筆しました。この機に、フック首相の記事の主な内容をお伝えします。
ディエンビエンフーのフランス軍基地で国旗を掲げているベトナム軍兵士 |
愛国主義の勝利
記事の中で、フック首相は、ディエンビエンフー作戦勝利をはじめ、フランス植民地主義者との戦いにおける勝利は、愛国主義の勝利であり、ベトナム人の強固な意志から生まれた勝利でもあると強調しました。また、民族大団結の力、及び、ベトナム・ラオス・カンボジアの3か国の連携、そして、世界各国の支援によるものであるとしています。
フック首相によりますと、ディエンビエンフー作戦勝利は、小国であっても、正しい指導の下で、民族全体の力と国際社会の支援を活用して戦えば、大国の侵略を打ち負かすことができることを証明しました。ディエンビエンフー作戦勝利の精神は、抗米救国闘争においても生かされ、1975年の南部完全解放・祖国統一につながったとしています。
民族独立と社会主義の堅持
フック首相はまた、ディエンビエンフー作戦勝利の精神を現在の国の建設・発展事業にも適用していると強調しました。首相は、国の急速で着実な発展の基盤として、4つの方向を出しましたが、その中で、民族独立と社会主義の堅持は最も重要な方向であると述べました。世界情勢が複雑に推移している中で、民族独立と社会主義の堅持は国の建設・防衛事業の成功にとって前提となるからであるとしています。
そして、領土保全と国益の保護は最優先課題ですが、周辺の平和な環境の維持と国際社会におけるベトナムの威信の向上は差し迫った課題です。そのため、全方位外交の展開を促進し、ベトナムを国際社会の責任あるメンバーにするというイメージアップを図ることは重要です。
一方、国内では、政治全体の活動効果、民族大団結の強化、社会全体のイノベーションなどに力を入れらければならないとしています。
記事の結論として、フック首相は、ディエンビエンフー作戦勝利65周年は民族の愛国心、誇り高い精神、大団結を発揮して、国の建設・防衛事業をさらに促進させるチャンスであると強調しました。