(VOVWORLD) - ベトナム中部高原地帯テイグエン地方は、年間平均日照時間がおよそ2600時間に上り、太陽光発電開発のための多大な潜在力があります。現在、テイグエン地方の各省は太陽光発電開発に力を入れています。
トゥアティエンフエ省のフォンディエン太陽光発電所 |
テイグエン地方のザライ省クロンパ県チュグ村では、クロンパ太陽光発電所の建設工事が積極的に行われています。その工事は8ヵ月前に始まり、今月に完了する予定です。このプロジェクトの責任者チャン・タイン・バオさんは、「発電所は出力が49メガワットである」と明らかにし、次のように語りました。
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「クロンパ県を選ぶのはこの地方が長い日照時間を持つからです。これは太陽光発電にとって有益な要素です。地元行政府は支持し、便宜を図っています。」
クロンパ県人民委員会のタ・チ・カイン副委員長は、「わが県の土壌は不毛であるが、日照時間が長くて、太陽光発電に最適である。これは、県内の経済社会発展にとって有益である」との見方を示し、次のように述べています。
(テープ)
「県内の潜在力を踏まえ、17人の投資家は太陽光発電所建設のために、19カ所を視察しました。彼らが建設する予定の発電所の総出力は1000メガワットに上ります。これは我が県の経済構造転換にとって有益です。」
ザライ省は太陽光発電を含め再生可能エネルギー開発分野で先頭に立っている地方の1つとなっています。これまで、23人の投資家は、総出力が4000メガワットに達する33件の太陽光発電所建設プロジェクトを登録してきました。ザライ省計画投資局のホ・フゥオク・タイン局長は次のように明らかにしました。
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「投資家がすぐ決定することは色々な要素によるものです。中でも、省内の有利な経営投資環境があります。今後も、行政手続きの簡素化を進めていきます。」
排気ガスがないこと、廃棄物がないこと、再生可能、無制限。これらは太陽光発電のメリットです。ザライ省は、今後もそれらのメリットを活用し、太陽光発電開発を進めていく方針を打つ出しています。