(VOVWORLD) -第4次産業革命の推進と新型コロナウイルス感染症が蔓延している背景の中で、ベトナムを始め、世界各国はデジタル化に積極的に参加しています。多くの企業や組織、個人はデジタル化とデジタル経済に関する見識を理解してきました。
先頃、ベトナム経済研究所がハノイで主宰したデジタル経済と電子商取引に関するフォーラムで、専門家らはデジタル化とデジタル経済は世界で必須の動きであると明らかにしました。経済専門家ボー・チー・タインさんは次のように語りました。
(テープ)
「今から3年前に行われた第4次産業革命に関する初めてのシンポジウムで、私たちは企業300社を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、回答者の70%がベトナムは第4次産業革命に成功しないと答えました。しかし、3年後になった現在、企業の大部分はベトナムは第4次産業革命を行う必要があること、および、ベトナムがこの革命に成功することを確信しました。
一方、統計総局がベトナム企業15万2千社を対象に実施したアンケート調査結果によりますと、回答者のおよそ30%はデジタル技術を始め、技術に投資を行っています。これは前向きな兆しです」
2021年以降、ベトナムでのデジタル化が急速に進められ、経済発展に原動力を作り出することが予測されています。その中で、電子商取引の発展はデジタル化を加速させる要素となります。これはベトナムの企業が新しい経営戦略を作成するチャンスとなります。商工省所属電子商取引とデジタル経済担当局情報工学・デジタル技術センターのレ・ドゥク・アインさんは次のように語りました。
(テープ)
「商工省は市場を支援するための多くの対策を作成しています。私たちは生産業者や企業が製品を販売するためのアプリ・プラットフォームを構築しました。現在、商工省は各企業や個人の電子商取引に関連する指標を評価するためのデータベースを作成しています。これを基礎に、電子商取引の透明性を向上させます」
最近、ベトナムの首相は情報通信省に対し、「デジタル経済とデジタル社会の発展に関する国家戦略」を作成し、今年8月に完了するよう要請しました。この戦略の作成と早期発布はベトナムでのデジタル化の実施に非常に重要な意義があることでしょう。