ベトナム ゴルフを観光開発の原動力に

(VOVWORLD) - ベトナムは、世界的なトーナメントが開催される高水準なゴルフ場がたくさんあり、アジア有数のゴルフリゾートとして注目されています。ベトナムはゴルフを外国人観光客誘致に利用して観光開発の原動力にする方針です。
ベトナム ゴルフを観光開発の原動力に - ảnh 1クアンニン省にあるトゥアンチヤウゴルフ場(写真:kinhtedothi.vn)

現在、ベトナムには18ホールのゴルフ場が80カ所ありますが、今後も増加の一途をたどる見込みで、アジアではタイに続くゴルフ天国を目指します。ロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニア、ジャック・ニクラス、グレッグ・ノーマンなど、ベトナムにはゴルファーなら誰もが知っているビッグネームが設計やマネジメントを行うゴルフ場が多数存在します。難易度が高く、景観に優れたコースが多く、場内の附属施設も充実しています。2019年と2021年のワールド・ゴルフ・アワードで、ベトナムは2回にわたって「アジアでベストゴルフデスティネーション」という賞を受賞しました。

ベトナムは、韓国や日本、東南アジア諸国のゴルファーにとって魅力的な目的地となっており、新型コロナの前はこれらの国において、ベトナムへのゴルフツアーが人気でした。今後は、新型コロナが徐々に収束してきたことを受け、これらの国のほか、アメリカやヨーロッパ諸国のゴルファーも誘致する方針です。ベトナムゴルフ観光協会のファム・タイン・チ副会長は次のように語りました。
(テープ)

「私たちは、ベトナム人を対象としたゴルフツアーを行っていますが、韓国などのゴルファーを誘致する計画があります。現在もまだ、新型コロナの影響はありますが、6か月後には、これらの国から60万~70万人のゴルファーを誘致する見込みです。また、アメリカやヨーロッパ諸国にも注目しています」

ベトナム観光総局は、ゴルフを観光発展の原動力の一つと見なしており、この分野に携わる企業に便宜を図っていく方針です。観光総局のハ・ヴァン・シエウ副総局長は次のように語りました。

(テープ)

「まずは、観光、並びにゴルフ旅行を発展させる政策を作成・展開することです。現在、ベトナムにはゴルフ協会とゴルフ観光協会があります。国はこれらの協会およびこの分野の企業に便宜を図るため、多くの支援を行っていまが、今後さらに多くの支援を計画しています」

ベトナムの観光業は新型コロナの影響で大打撃を受けましたが、回復の軌道に乗っています。ゴルフ旅行の発展が、観光業の回復・発展をけん引していくことでしょう。

 

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