ベトナムとカンボジアとの特別な関係

今年7月に、100人あまりがカンボジアの首都プノンペンにあるベトナム大使館の前に集まって、“KKKC=クメール・カンボジア・クロム共同体”を名乗る組織にいわゆる『南部地域』を返還するよう求めました。続いて、8月中旬に、これらの人々はデモを行い、ベトナム国旗を燃やすなど過激行為をしました。また、この数日、これらの者のリーダー達はベトナムとの関係を断絶するという発言を公然と繰り返しています。

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これらの行為と言動は、ベトナム・カンボジア両国国民の団結を破壊しようとするこれらの人々の陰謀を暴露しています。


ベトナムとカンボジアの歴史を歪曲した者とは

これらの者の中には、サム・レンシー氏を党首とするカンボジア最大野党CNRP=カンボジア救国党の幾人かの人がいます。この組織は、カンボジア在留ベトナム人共同体に反対する運動を頻繁に開催したり、人種差別を扇動するなどしていますが、カンボジア政府と国連から何度も非難されてきました。

サム・レンシー党首は、ベトナムとの国境標識設置プロセスにおいてカンボジアが土地を失ったと歪曲する行為や、その中傷論調を証明するために地図を偽造する行為で起訴されたことがあります。

サム・レンシー氏の行動はカンボジアの法律で裁判され、両国国民から批判されています。さらに、両国間の友好関係を破壊するためにこれらのデモを直接指導するのはKKKCのリーダーの1人でありカンボジア救国党員であるタク・セタ議員です。

タク・セタ氏は何度も、カンボジア最大野党の議員として、ベトナムの少数民族クメール族の人々の状況を歪曲し、人権保護を利用して、国連などに対し、ベトナム南部カントー市における代表事務所の開設を求めたり、カンボジアにおける各野党の支持を呼びかけるなどして、ベトナムの威信を傷つけました。

タク・セタ氏によるこれらの行為は、外国の反動組織からの金融支援を受け、カンボジア国内で影響力を高めるための宣伝手段に過ぎないと指摘されています。彼の政治活動は、カンボジアの発展に寄与するものではないとも批判されています。


カンボジアの信頼にたるパートナーとして見なしているベトナム

歴史知識が不足している幾人かのカンボジア人の中傷論調や、行為に対し、先頃、カンボジアのファイ・シファン内閣報道官は記者団の取材に対し、「ベトナムはカンボジアの安全保障を脅かす要素ではなく、最も信頼できる国であると強調する。私たちは、ベトナムとカンボジアとの関係の歴史を知らない者が両国を切り離すことを許さない。 カンボジア政府と全ての国民は小数の過激派が両国関係を破壊することも許さない」と強調しました。

カンボジアの過激派による行動は、ベトナム人の気持ちを傷つけるだけでなく、カンボジア法律に違反しており、両国の伝統的な友好関係に悪影響をもたらしてきました。しかし、ベトナムとカンボジアとの関係は如何なる過激な行動も破壊出来ないと確信されています。

 

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