(VOVWORLD) -新型コロナのパンデミックは、ベトナムにおけるデジタル化の加速に繋がる要素の一つとなっています。ベトナム政府や多くの各省庁、部門、企業は、疫病対策と経営生産活動にIT情報技術を効果的に適用してきました。
新型コロナの流行中に、多くの企業は、デジタル技術を導入したことで、生産性の向上、管理能力の改善を遂げました。
スマートフォン経由で軽トラックまたは荷台付き三輪バイクを予約・配車できるアプリ「Ahamove(アハムーブ)」の共同創始者の一人であるグエン・スアン・チョオンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「新型コロナの蔓延期間中に、殆どの人々が、自宅でテレワークをしました。その時に、道を行くのは誰ですか?宅配運転手や配達員たちしかいませんでした。わが社が急速に発展したのは、技術導入による成果です。現在、我が社が導入したモデルは、4年間だけでも収益向上は数十倍になりました。」
ベトナムの政府と国民がデジタルを効果的に適用したことは、新型コロナの抑制に貢献してきました。この期間中に、情報技術部門は、新型コロナ対策用の20あまりのアプリを提供し、IT企業から1000人あまりの技術者を動員しました。特に、情報通信省は、疫病対策作業に奉仕する最高レベル「レベル4」のオンライン公共サービスをすべて完成しました。さらに、ベトナムは、5G=5世代移動通信ネットワーク機器と5G端末の両方を製造するようになっています。ベトナムは2020年末をめどに、国内で製造される5Gの商用化を目指しています。
ベトナムの情報通信部門は、「2025年までの国家デジタル化プログラムと2030年までのビジョン」という首相の決定を集中的に実現しています。情報通信省のファン・タム次官は次のように明らかにしました。
(テープ)
「情報通信省は、2020年末までに、全ての地方にブロードバンドインフラ、クラウド・インフラストラクチャなどを含む次世代の通信インフラを整備します。また、IT企業に対して、研究所と大学が集中する場所や、大都市の中心地に5Gサービスの提供を許可する方針です。」
デジタル化の成果は、国の急速な発展、社会安定化などに貢献します。特に、ベトナムのデジタル化事業は国民を中心にすることから、電子政府の開発やデジタル化の加速は、国民に効果的に奉仕することが狙いです。