(VOVWORLD) -ベトナム北部各省は、ライチの収穫期に入っています。バクザン省、ハイズオン省、フンイエン省などに栽培されるライチは、日本や中国、オーストラリア、アメリカに輸出されることになっています。
5月末に、ハイズオン省は、国際基準を満たしたライチをシンガポール、アメリカ、オーストラリアに輸出しました。同省には約9700ヘクタールのライチの栽培面積がありますが、主にタインハー県とチーリン市に集中しています。2020年のライチの収穫量は 4万5千トンに達すると予測されていますが、その内のおよそ1500トンが欧州、アメリカ、オーストラリア、日本、シンガポールなどに輸出されます。
農業農村開発省・植物保護局のホアン・チュン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「 現在、オーストラリアは、放射線で処理されたライチの輸入を許可しました。ライチは高い品質で、見た目も美しい果実です。ライチの栽培地域は、日本や幾つかの国が定める残留農薬基準を満たしています。 」
一方、バクザン省は約5万ヘクタールのライチ栽培面積があります。今年、同省は、約16万トンのライチを収穫する予定です。その収穫量の半分は従来の市場である中国に輸出されます。残りは、新しい市場であるアメリカ、欧州連合、韓国に輸出されます。今年、ベトナム産のライチが初めて日本に輸出されます。
なお、現在、ベトナムはマダガスカルに次いで世界で第2位のライチ輸出国となっています。