(VOVWORLD) - 「アースアワー2018」が、3月24日の20時30分から21時30分まで首都ハノイ、ホーチミン市、ダナン市をはじめ、全国の63の省・市で実施されました。
世界中の人々が同じ日・同じ時刻に電気を消して「地球の環境を守る」思いを分かち合う世界規模のイベント「アースアワー2018」が、3月24日の20時30分から21時30分まで首都ハノイ、ホーチミン市、ダナン市をはじめ、全国の63の省・市で実施されました。一方、3月中、企業、家庭での節電や省エネ、環境保全を呼びかけるためのフラッシュモブコンサートなどが行われました。
「アースアワー2018」に応える運動は3月3日、商工省により始動され、「Go more green」をテーマにしています。これは社会全体に対し、節電、省エネ、環境保全、気候変動対応に参加するよう呼びかけることが狙いです。「アースアワー2018」大使の一人であるトゥイ・バンさんは次のように話しました。
(テープ)
「毎年、このイベントに参加し、若者の参加を激励したいと思います。昨年のテーマは『灯りを消して未来を灯す』でしたが、今年は『Go more green』、つまり『環境に優しい生活を送ろう』をテーマにしました。私たちはグリーン環境の保護に尽力する必要があります。」
これまで、EVN=ベトナム電力総公社は「アースアワー」に参加し、省エネや環境保全を呼びかけてきました。同社のゴ・ソン・ハイ副社長は「電力供給の傍ら、EVNは環境保護に力を入れている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「『アースアワー2018』を準備するため、ベトナム電力総公社は国内各地の電力会社に対し、地方行政府と協力し、節電の宣伝啓蒙を行うよう指示しました。1時間の節約分の電力量は高くないものの、節電への意識方面で重要な意義があるでしょう。」
アース・アワーは、WWF=世界自然保護基金による国際的なキャンペーンであり、世界中の人々が同じ日・同じ時刻に消灯することで地球温暖化防止と環境保全の意志を示すソーシャル・グッド・プロジェクトです。
ベトナムがアースアワーに参加するのは今回が10回目です。参加者が歩きながら国民に節電を呼びかけたほか、省エネ・地球温暖化防止をテーマとした動画・短編映画制作コンテストや音楽プログラムなどが催されました。なお、2017年にベトナムで実施された同イベントにより、節約できた電力量は47万1000kWh となりました。