ベトナム、ワールド・トラベル・アワード2021に輝く
(VOVWORLD) - WTA=ワールド・トラベル・アワード2021が10月19日に発表されましたが、ベトナムは複数の部門で、授賞しました。その中で、リゾート・ホテルの部門で、ベトナムは17の賞を獲得しました。
上から眺めた東北部クアンニン省のハロン湾(写真:halongbay.com.vn) |
ワールド・トラベル・アワードは1993年に設立され、世界中の旅行・観光産業を対象に業界のサービス水準と業界全体の業績を向上することを目的に優秀な企業・団体および観光地を表彰しています。世界200カ国以上の旅行・ホスピタリティ業界の専門家と消費者によって選出され、サービスの品質を保証する賞として世界的に認められています。
今年、ベトナムは、中国や、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、シンガポール、スリランカ、タイを超え、「アジアをリードする観光の目的地」の部門でトップに立っています。これに先立つ2018年と2019年の2年連続で、ベトナムはその賞を獲得しました。そのほか、「アジアの持続的な観光目的地」にも選出されています。また、ベトナム観光総局は「アジアリーディング観光管理機関」に、そして、旅行会社「ベトトラベル社」は「アジアリーディングツアーオペレーター」に選ばれました。
観光地に関して、世界遺産のハロン湾は「アジアリーディング目的地」、日本との絆が深いホイアン旧市街は「アジアリーディング文化都市」に、クックフゥオン(Cuc Phuong)国立公園は「アジアリーディング国立公園」という賞に輝いています。
中部沿海クアンナム省のホイアン旧市街(写真:Võ Rin/VnEpress) |
特に、リゾート・ホテルの部門で、ベトナムはかつてないほど多くの賞を獲得しました。「ワールド・トラベル・ アワード」2021を授賞したのは、「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンスラリゾート(InterContinental Danang Sun Peninsula Resort)や、ムオンタイン・ラグジュアリー・ニャチャン(Muong Thanh Luxury Nha Trang)、ラ・ベランダ・リゾートフークオクなどとなっています。
ワールド・トラベル・アワードの創設者であるグラハム・クック氏は、「賞に選出されたことはアジアの観光業界の優れたものであり、観光部門の回復プロセスにおいて、重要な役割を果たしている」との見解を表明しました。
この10年間、ベトナム観光部門は迅速に発展しています。したがって、ベトナムはあまり知られていなかった観光地から世界的に有名な目的地となっています。コロナ禍であっても国際社会から好評を得たことはその証といえます。